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検索結果は5件です。

経腸栄養剤の必須アミノ酸の比較検討
三上 恵理(弘前大附属病院・栄養管理部)
【はじめに】経腸栄養剤で蛋白質源が主に大豆(大豆と乳の混合),主に乳(乳と大豆の混合),及び乳のみの製剤の必須アミノ酸について,アミノ酸分析を行い必須アミノ酸の比較検討をおこなった.【対象と方法】当院で使用している経腸栄養剤で,蛋白質源が主に大豆の製剤2種,主に乳の製剤2種,乳のみの製剤2種と卵白をそれぞれ凍結乾燥させ分析試料とした.アミノ酸分析は,凍結乾燥した試料10mgを酸分解し前処理した後,...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-4

食品中のトランス脂肪酸と病院食のトランス脂肪酸の定量(2)
佐藤 史枝(弘前中央病院)
【目的】われわれは日常摂取する食品と病院食(脂質制限食,脂質40g)のトランス脂肪酸の定量を行った.その結果食品に含まれるトランス脂肪酸の量は,同じ食品でも製品によって含有量が大幅に異なることが確認できた.そのためトランス脂肪酸は文献値で算出するより,実測するほうが日常摂取量をより正確に把握できると考えられた.本研究では常用量で脂肪量が多い食品や料理と病院食(常食,脂質50g)のトランス脂肪酸の定...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-4

高齢糖尿病患者に対するDPP-4阻害薬の有用性-血糖コントロールおよび栄養状態の面から-
田中 光(弘前市立病院・内科)
【目的】近年,高齢者の糖尿病患者が増加傾向にある.糖尿病患者には食事指導が行われるが,以前のわれわれの検討では,高齢糖尿病患者に対する食事制限はかえって栄養状態の悪化や低アルブミン血症を増加を引き起こしていた.さらに,高齢糖尿病患者に対する薬物療法は,重篤な低血糖やインスリン自己注射手技なども問題となる.一方,近年開発されたDPP-4阻害薬は,血糖コントロールの改善効果のみならず,体重増加や低血糖...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-4

がんセンターにおけるNST始動と問題点
根東 順子(国立九州がんセンター・消化器外科)
【目的】がん患者数は年々増加傾向にあり,今後,がん治療におけるNSTは重要性を増していくと思われる.がん治療の過程において患者は様々な原因で低栄養状態となり得るため,がん専門病院での患者背景は一般病院と異なる特徴があり,NSTの介入方法には工夫が必要と考えられる.当施設では2012年4月から積極的なNST介入を開始した.介入した症例を検討し,がん専門病院における特徴を明らかにするとともに問題点を拾...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-4

当院におけるNST活動の現状と課題
本藤 有智(厚生連高岡病院・消化器内科)
【目的】当院におけるNST活動の現状と課題を検討する.【概要】当院は病床数567床,三次救急を担う急性期総合病院で,2002年10月に富山県で初めてNSTが発足,2004年に県第一号としてNST稼働施設認定を受けた.NSTの構成は,医師,歯科医師,看護師,管理栄養士,薬剤師,臨床検査技師,理学療法士,言語聴覚士,歯科衛生士,事務員からなり,必ず各職種より1名以上が参加している.各病棟にはリンクナー...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-4