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検索結果は5件です。

胃がんリスク評価を導入した職域胃がん検診の検討
佐藤 友美(川崎医大川崎病院・健康管理センター, 川崎医大・健康管理学)
【目的】職域における効果のある胃がん検診のために,Helicobacter Pylori(HP)感染,胃粘膜萎縮や除菌治療を考慮した検診システムを検討した.【方法】平成24年度,当院では職員定期胃がん検診前に同意が得られた35歳以上の236名に,胃がんリスク評価として血清ペプシノゲン値(PG)と血清HP抗体価を測定し,PG1≦70ng/mlかつPG1/2比≦3.0をPG陽性,HP≧10u/mlをH...

第55回日本消化器病学会大会胃2

当院人間ドックの発見胃癌におけるペプシノーゲン値の検討
坂野 文香(広島赤十字・原爆病院・健診部)
【目的】ペプシノーゲン(以下,PG)法は胃癌ハイリスク群の絞り込みに有用であるが,PG陽性例のみならずPG陰性例からの胃癌発生も少なくない.このたび実際の胃癌症例のPG値について検討した.【方法】2001年~2012年までに当院人間ドックで発見された胃癌のべ197症例において,残胃癌やPPI投与例,除菌例を除き,治療前のPG値が判明している実人数54例(男性48例,女性6例,平均年齢64歳),のべ...

第55回日本消化器病学会大会胃2

現行血清H.pylori抗体法の問題点:尿中H.pylori抗体との比較での検討
岡 政志(埼玉医大病院・消化器内科・肝臓内科)
【目的】血清H.pylori(Hp)抗体はペプシノゲン法と併用することで,胃癌のハイリスク群を慢性胃炎のABCD分類で囲い込むことが可能である.しかし,血清抗体のカットオフ値については,現感染をゴールデンスタンダードとして設定したため,陰性群に既感染者,現感染者が多く見られるようになった.A群は全くの未感染症例を対象とすることになっており,Hp抗体のカットオフ値に関しては,偽陰性を最...

第55回日本消化器病学会大会胃2

若年者における胃癌のリスク検診の導入と精度管理に関する検討
福田 直子(国立四国こどもとおとなの医療センター・内科, 香川労災病院・内科)
【目的】若年者において,胃のリスク評価を行う際の最適な抗ヘリコバクターIgG抗体価(HPIgG)のカットオフ値ならびにペプシノーゲン(PG)1,2の値の検討について検討する.【対象および方法】最近3年間に当施設の人間ドックにおいて施行したABC検診受診者2077例についてA群のX線ないし胃内視鏡検査を見直して,偽陰性例,擬陽性をできるだけ減らせるHP-IgG,PG 1,2の値について検討した.【結...

第55回日本消化器病学会大会胃2

胃がんX線検診におけるリスクを考慮した読影基準の提案-奈良県での試みから-
伊藤 高広(奈良県立医大・放射線医学)
【はじめに】胃がんX線検診において,ヘリコバクター・ピロリ(以下Hp)胃炎を念頭に良性病変を含めた胃疾患全体を包括できる読影基準と指示区分の確立が急務である.我々が奈良県対策型胃がん検診に導入した新読影基準の概要を述べる.【診断カテゴリーと指示区分】『0:評価困難⇒追加検査』『1:正常範囲』『2:良性⇒2-a:精査不要2-b:要経過観察=逐年受診勧奨』『3:良性,但し悪性を否定できず⇒内視鏡検査』...

第55回日本消化器病学会大会胃2