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検索結果は7件です。

難治性十二指腸潰瘍をきたした好酸球性胃腸症の一例
岡本 梨沙(国立九州医療センター・消化器内科)
【症例】9歳,男児【主訴】嘔吐【既往歴】乳児期よりアトピー性皮膚炎【生活歴】食物アレルギー(牛乳,卵)【家族歴】父:アレルギー性鼻炎,母:胃潰瘍,貧血,祖母:貧血【現病歴】7歳時,腹痛,タール便を主訴に前医受診.腹部エコーで十二指腸の壁肥厚を指摘されるも低年齢のため内視鏡検査は施行されなかった.保存的治療で症状改善した.その後も腹痛再発し通院加療.9歳時,食後の激しい嘔吐,食欲低下が顕著となり前医...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例その他

十二指腸穿孔による後腹膜膿瘍を来した十二指腸ガストリノーマ再発の1例
耕崎 拓大(高知大・消化器内科)
【症例】67歳,男性.【主訴】腹痛,発熱.【既往歴】糖尿病,B型慢性肝炎,右副甲状腺腺腫.下垂体腫瘍なし.【現病歴】63歳時に肝転移を有する十二指腸ガストリノーマ(WHO分類G2)にて十二指腸部分切除および肝切除術を施行されていた.その後,gastrin値は190~940 pg/mlの範囲で推移していた.67歳時に心窩部痛および発熱を認め近医を受診し腹部膿瘍を指摘され紹介となる.【経過】入院時のC...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例その他

当院で経験した上腸間膜動脈症候群の4例
竹下 枝里(国立嬉野医療センター・消化器内科)
【はじめに】上腸間膜動脈(以下SMA)症候群は,十二指腸水平脚がSMAと大動脈や脊椎の間で圧迫され通過障害を生じ,十二指腸の閉塞症状を来す疾患である.今回われわれは様々な機序で発症したSMA症候群4例を経験したので報告する.【症例1】13歳男児.BMI 15.0.剣道部所属.遷延する食後の嘔吐・腹痛のため小児科を受診.便秘およびストレス性と診断されるも改善なく当科紹介.病歴および腹部CT,消化管造...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例その他

ワルファリンとアミオダロン併用中に著明な出血を呈した十二指腸vascular ectasiaの1例
富永 環(町立大淀病院・内科)
【症例】87歳男性【主訴】吐血【既往歴】65歳 高血圧,84歳 前立腺肥大,甲状腺機能低下症,85歳 心不全, 心房細動,腎不全【現病歴】85歳時に心不全,心房細動のため入退院を反復しワルファリン(WF),アミオダロン(AMD)内服を処方されていた.平成24年5月下旬から食欲が低下していた.平成24年6月に吐血のため緊急入院した.【入院後経過】緊急内視鏡検査で十二指腸球後部に活動性出血を伴う毛細血...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例その他

当科にて経験した十二指腸過誤腫の3例
岩津 伸一(佐世保市立総合病院・消化器科)
症例1:53歳男性.心窩部痛精査のため近医の上部消化管内視鏡検査で十二指腸乳頭部腫瘍を指摘され紹介.身体所見に異常は認めず,内視鏡検査で腫瘍は約4cm大の亜有茎性腫瘤であり,生検ではgroup 3, villous adenomaであった.腫瘍による通過障害が心窩部痛の原因と判断し,内視鏡的切除が困難なため全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した.一過性の残存膵炎とそれに伴う呼吸不全が出現したが...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例その他

当院における十二指腸静脈瘤18例の検討
大南 雅揮(大阪市立大大学院・消化器内科学)
【背景・目的】十二指腸静脈瘤の治療方法にはIVR,内視鏡治療,外科的治療等があるが,治療の困難性に関する背景因子の検討は少ない.十二指腸静脈瘤の治療経験から,治療手技および供排血路別の治療成績を検討し,困難例における要因を明らかにすることを目的とした.【方法】1998年2月~2012年2月に当科にて治療した十二指腸静脈瘤18例を対象とし,臨床的特徴について検討した.【結果】平均年齢56.7歳,男性...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例その他

皮膚悪性黒色腫の胃十二指腸転移の一例
平本 秀二(三菱京都病院・腫瘍内科)
【症例】76歳女性,2012年10月左鼠径部リンパ節腫瘤を自覚し近医受診,下肢MRIで左大腿骨頚部の転移性骨腫瘍と左鼠径部リンパ節腫大を指摘されたため当科紹介となった.診察時左鼠径部リンパ節径30mm大を触知するが胸腹部に異常所見を認めなかった.PET-CT,胸腹部CTでは縦隔,腹腔内,骨盤部,及び鼠径部にリンパ節転移所見及び多発肝転移,左大腿骨転移所見を認めた.当初原発不明がんとして精査していた...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例その他