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検索結果は6件です。

大腸腺腫にmyeloid sarcomaを合併した慢性骨髄単球性白血病の一例
小畠 寛子(六甲アイランド甲南病院・内科)
症例は87歳男性.2012年3月に骨髄異形成症候群(MDS)と診断され当科通院中であった.赤血球(Hb 7-8g/dl)・血小板(1-2万/μl)の2系統の低下であり,3月に輸血を行ったものの4月以降は輸血を行わずに経過観察となっていた.7月に血便あり,Hb5.2g/dlと貧血が進行したため当科入院となった.大腸内視鏡検査を施行したところ上行結腸とS状結腸に10mm大のIp(IIIL型pit pa...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例2

SLEの経過中に発症した特発性腸間膜静脈硬化症の1例
田中 育太(高松市民病院・消化器内科)
特発性腸間膜静脈硬化症(以下IMP)は1991年に初めて報告され,最近その疾患概念が確立された比較的稀な原因不明の腸疾患で,腸間膜静脈硬化症に起因した慢性的な虚血性大腸病変とされている.併存疾患として肝機能障害が最も多く,他高血圧や紅斑性天疱瘡,橋本病や自己免疫性疾患などが報告され,近年では漢方薬服用歴のあるIMP症例の報告も増加している.今回,SLE加療中に発症したIMPの1例を経験したので報告...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例2

トリソミー8を有する骨髄異形成症候群に腸管ベーチェット病様症状を伴った2例
遠藤 文菜(市立札幌病院・消化器内科)
トリソミー8を有する骨髄異形成症候群(MDS)にはベーチェット病様症状を伴うことが知られており,時に腸管病変を伴う.今回我々は,当院にて経験した2例を呈示し,若干の文献的考察を加え報告する.症例1は40歳代男性.平成6年より難治性腸管ベーチェット病として治療されていた.下部消化管内視鏡検査(CS)では,上行結腸から回盲部にかけて多発する深く下堀れした潰瘍を認め,再燃と緩解を繰り返していた.平成20...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例2

消化管転移を来した乳癌の2症例
中松 大(市立貝塚病院・消化器内科)
乳癌の遠隔転移は骨,肺,肝,脳などが好発部位であり,消化管転移は非常に稀とされており,生前に診断されることは比較的少ない.今回乳癌術後経過観察中に消化管転移を来した2症例を経験したので検討を行った.【症例1】60歳代女性.2005年7月に右乳房腫瘤を認め,精査にて乳癌(浸潤性小葉癌,cT2N1M0)と診断し,胸筋温存乳房切除術施行後,内分泌療法を継続していた.その後外来経過観察中に骨転移が出現し放...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例2

腸重積を伴った腸管嚢腫様気腫症の1例
貫野 宏典(新百合ヶ丘総合病院・外科)
症例は21歳男性. 2012年9月,腹痛を主訴に当院救急受診した.右上腹部痛はあるが,腹膜刺激症状は認めなかった.白血球数およびCRPは正常であった.腹部超音波および腹部CT検査で上行結腸が横行結腸に入り込む腸重積と判断し,高圧浣腸にて重積を整復した.その後,経過観察入院とし保存的治療を行った.軽快退院後,外来で腸重積の原因検索を含め下部内視鏡を施行した.盲腸から上行結腸にかけてSMT様の隆起性病...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例2

健診の下部消化管内視鏡検査にて偶然に発見された早期虫垂癌の1切除例
西田 洋児(福井県立病院・外科)
【はじめに】原発性虫垂癌は消化管悪性腫瘍の1%以下の極めて稀な疾患である.術前診断が難しいとされるが,今回我々は下部消化管内視鏡検査にて早期虫垂癌を疑い単孔式腹腔鏡下回盲部切除術を施行し良好な結果を得た症例を経験したので報告する.【症例】68歳,男性.健診の下部消化管内視鏡検査にて虫垂の蠕動に伴い腫瘍が虫垂開口部に偶然に一瞬露出した際に発見された.生検を施行したがTubular adenoma w...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例2