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検索結果は6件です。

濾胞性リンパ球増殖性ポリポーシスの1例
山口 恵梨子(国立九州医療センター・消化器内科, 国立九州医療センター・臨床研究センター)
【症例】60歳男性【主訴】血便【現病歴】20XX年8月血便を認めたため前医受診.下部消化管内視鏡検査にて,回盲弁部に4cm大の腫瘍を認めた為精査目的に当科紹介受診.【既往歴】20歳 虫垂切除,45歳 肛門周囲膿瘍,52歳 心房細動,55歳 カテーテルアブレーション,60歳 左閉塞性動脈硬化症【生活歴】喫煙 半年前から禁煙(20本/日×25年間),飲酒 2合/日【アレルギー歴】なし【内服薬】ワルファ...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例4

当院におけるCronkhite-Canada症候群の3例
賀集 剛賢(札幌厚生病院・1消化器科(胃腸科))
Cronkhite-Canada症候群(CCS)は消化管ポリポーシスに脱毛,皮膚色素沈着,爪甲異常など外胚葉系の病変を伴う非遺伝性の疾患である.ポリープは全消化管に発生するが好発部位は胃,大腸である.ポリープ自体は非腫瘍性で,大部分は1年以内に縮小し,1/3は消失する.今回我々は2006年4月から2013年2月までに当院でCCSと診断した3例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.【症例1】...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例4

collagenous colitisに対して入院治療を要した症例の検討
那須 眞示(大分三愛メディカルセンター・消化器内科)
【目的】collagenous colitis (CC)は,慢性水様性下痢を主症状とし,薬剤に伴うことが多くまたは免疫的な異常による大腸の原因不明の慢性炎症性疾患と言われている.通常は被疑薬の中止や対症療法のみで症状が軽快・治癒に至ることが多いが,時に入院治療を要する重症例(治療群)が存在し,当院での自験例について検討した.【方法】当院で2009年8月から2013年2月までにCCと診断または強く疑...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例4

inflammatory cloacogenic polypの2例
柿ヶ尾 佳奈(国立九州医療センター・消化器内科, 国立九州医療センター・臨床研究センター)
Inflammatory cloacogenic polyp(ICP)の2例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.【症例1】74歳,女性【主訴】貧血【現病歴】20XX年12月,貧血を主訴に近医にて下部消化管内視鏡検査を施行したところ,肛門縁直上に易出血性隆起性病変を認め,精査加療目的に当院紹介受診.下部消化管内視鏡検査にて,肛門管に基部を有する15mm大の隆起性病変を認めた.粗大な粘膜模様を...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例4

非典型的な内視鏡所見を呈し診断に苦慮した単純性潰瘍の1例
豊水 道史(聖隷横浜病院・消化器内科)
症例は61歳女性.他院にて非結核性抗酸菌症に対し抗結核薬投与中であった.非ステロイド系抗炎症鎮痛薬の投薬歴はなく,過去1年以内に海外渡航歴はない.2012年9月下旬より水様下痢が出現したため,前医で抗結核薬が中止され,整腸剤が処方されていたが改善なく,徐々に食欲不振と体重減少を呈してきたため11月に当院受診.上部消化管内視鏡検査や腹部造影CTで原因を特定できず,精査加療目的に入院となった.大腸内視...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例4

消化管アミロイドーシスの3例
野村 栄樹(山形大・消化器内科)
消化管はアミロイド沈着の好発臓器である.当科で経験した消化管アミロイドーシス3例について報告する.【症例1】69歳男性.主訴:黒色便.既往歴:小児喘息.現病歴:2009年7月に血便あり近医受診.全大腸内視鏡検査(TCS)で回腸末端に多発潰瘍を認め当科紹介.10月のTCSで潰瘍の瘢痕化を確認したが,その後黒色便が出現し入院.経過:上部内視鏡検査(EGD)で胃体上部に鱗状粘膜からなる粘膜下腫瘍様隆起あ...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例4