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検索結果は5件です。

当医師会におけるABC検診の導入 -消化器医プロジェクトチームによる取り組み-
山口 康晴(西東京市医師会, 西東京市消化器医会)
【目的】西東京市(人口20万人)では平成23年度よりABC検診を導入した.検診に関わる多くの医師は消化器専門でないことや胃X線検診を推奨する行政との折衝など,医師会の消化器医は様々な作業と工夫を要した.今後導入を検討されている医師会の一助になればと考え,導入時の問題点を共有するとともに,我々の取り組みを報告する.【直面した問題】1.検診費用の捻出,2.胃X線検診受診率向上を求める行政との温度差,3...

第55回日本消化器病学会大会胃-検診1

当院における内視鏡検診の現状 ―内視鏡による対策型検診が導入されて2年―
小坂 良(松阪市民病院・内科)
【目的】当院ではこれまで任意型検診,職域検診に関してのみ内視鏡検診を行なってきた.三重県松阪市では平成23年度から胃がん内視鏡検診が導入され,当院でも内視鏡検査による対策型検診を施行するようになった.対策型検診が開始されたこの2年間の状況について報告する.【方法】平成23年4月から平成24年2月までに当院で内視鏡検診を受けた1548名(対策型816名,任意型+職域732名,内視鏡検査は経鼻内視鏡検...

第55回日本消化器病学会大会胃-検診1

ペプシノ-ゲンII高値群の背景胃粘膜と酸分泌能について
岸川 浩(東京歯大市川総合病院・消化器内科)
【背景】近年胃粘膜の炎症を示唆するペプシノ-ゲンIIが高い症例が胃癌の高リスク群であることが知られるようになってきた.ペプシノ-ゲン陰性群からの胃癌発症例は有意にペプシノ-ゲンIIが高いことが報告されている.しかしペプシノ-ゲン陰性群でかつペプシノ-ゲンIIが高い症例がいかなる背景胃粘膜であるかを検討した報告はない.【方法】対象は2007年から2012年に当科にて上部消化管内視鏡を施行し得た386...

第55回日本消化器病学会大会胃-検診1

市中病院における胃がん検診の現状
内山 崇(茅ヶ崎市立病院・消化器内科)
【目的】当院では地域にある中核規模の公立病院として,任意検診をおこなっている.現状では,受診者がX線と内視鏡を自由に選択し,胃がん検診をおこなっている.各群の検診結果について比較・検討した.【方法】2008年1月から2012年12月までに当院で胃がん検診を施行した,延べ5741例(実症例数2904例)について評価した.検診結果は異常なし,軽度異常,経過観察,要再検査,要精密検査,要治療に分類された...

第55回日本消化器病学会大会胃-検診1

ABCD分類による胃癌リスク判定の限界
岸埜 高明(佐久総合病院・胃腸科)
【背景】胃癌発生の要因としてヘリコバクター・ピロリ菌(HP) 感染とHP感染により生じる胃粘膜萎縮が重要とされ,胃癌リスクを層別化するためにHP抗体価と萎縮性胃炎の血清マーカーであるペプシノゲン(PG)値測定によって行うABCD分類が提唱されている. HP抗体陰性・PG陰性のA群は胃癌のリスクがほとんどないとされているが,その妥当性について検討した大規模研究は少ない.【目的】A群の胃癌のリスクを検...

第55回日本消化器病学会大会胃-検診1