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検索結果は6件です。

ESDで一括完全切除された早期胃癌に併存していた胃Schwannomaの一例
大杉 直人(済生会千里病院・消化器内科)
【症例】
60代男性.血液検査でCEAの上昇を認めたため上部内視鏡検査を施行したところ胃体下部前壁に0-IIa+IIc病変を認め,生検では高分化型腺癌であった.このため当科入院となりESDを施行.ESD切除標本の病理組織では,高分化型腺癌,tub1>tub2,pT1a(M),ly0,v0,HM0,VM0で腫瘍は断端陰性で完全切除されていたが,腫瘍の下の粘膜下層に径1.5mmの境界明瞭な腫瘤を...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD5

幽門部病変に対するESD症例の検討
松尾 英城(県立奈良病院・消化器内科)
【目的】ESDの登場により,従来のEMRでは困難であった幽門部病変も,確実に一括切除できるようになった.しかし,幽門部病変では,切除後潰瘍の治癒に伴う術後狭窄の問題が存在する.当院における幽門部病変に対するESD症例について検討したので報告する.【方法】対象は2004年12月~2013年3月に胃上皮性腫瘍に対してESDを施行した437病変(男性333例・女性104例,年齢71.9±9.1歳)のうち...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD5

胃ESD後の潰瘍治癒遅延をきたす因子の検討
岩崎 哲也(国立大阪医療センター・消化器科)
【目的】当院では胃腫瘍に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(以下ESD)を施行後8週時点で潰瘍治癒の有無を確認しているが,瘢痕化していない症例もしばしば見られる.今回我々は,胃腫瘍に対するESD後潰瘍の治癒遅延をきたす因子の検討を行った.【方法】2009年4月から2012年10月までに胃腫瘍性病変に対しESDを施行し,かつESD施行後56±2日目で上部消化管内視鏡検査を施行した93症例112病変を対象と...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD5

当院における早期胃癌ESD非治癒切除症例の検討
好士 大介(日本大板橋病院・消化器・肝臓内科)
【目的】当院での早期胃癌ESD非治癒切除症例の追加外科切除および予後につき検討した.【方法】2005年3月~2012年12月までに早期胃癌に対し当院でESDを施行した300症例のうち非治癒切除と判定された39症例を対象に,ESD後の病理,追加外科切除または経過観察となった要因,予後について検討した.【結果】非治癒切除39症例のうち9例(23.0%)に追加外科切除が施行された.追加外科切除を選択した...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD5

胃ESD後の潰瘍治癒は術中の潰瘍底損傷に規定される
堀川 洋平(平鹿総合病院・消化器科)
【背景】近年では,胃表層型腫瘍に対する粘膜下層剥離術の技術・処置具は飛躍的に進歩し,症例の蓄積による治療戦略の進歩も相まって,その治療成績・安全性ともに大きく向上している.しかし,ESDの主たる偶発症である後出血はいまだ5%程度の症例に生じている.ESDによる人工潰瘍からの出血は,その潰瘍治癒促進によって予防できる可能性があり,潰瘍治癒を促進する要因の検討は重大な課題である.これまでに,PPIに代...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD5

胃癌ESD症例での異時多発症例の検討
鈴木 洋司(山梨県立中央病院・消化器内科)
[背景] 当院では2002年より胃ESDを施行している. H.pyloriの除菌で胃癌再発を抑制するが,異時多発症例にも遭遇し,その臨床的特徴は明らかでない.[目的] 2003年から2012年までの治療成績を分析し 異時多発症例の特徴と問題点及び H.pylori除菌後の再発胃癌の特徴を明らかにする.[対象] 2003年から2012年の10年間に施行した628病変( 581症例 )と異時多発を認め...

第55回日本消化器病学会大会胃-ESD5