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検索結果は8件です。

当院における高齢者の総胆管結石に対する内視鏡治療の有用性の検討
阿部 友太朗(大阪府立急性期・総合医療センター・消化器内科)
【目的】現在我が国では急速に高齢化が進行しており総胆管結石症は増加傾向で,胆管炎を併発すると致命的な病状に至る可能性があり早急な治療が必要である.一方内視鏡的治療の安全性の担保が懸念され,総胆管結石除去術を行うか胆管ステント留置に止めるかなど治療方針の決定には見解の一致をみない.今回我々は高齢者に対する総胆管結石症に対する内視鏡的治療の現状につき検討したので報告する.【方法】2009年4月から20...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4

大震災前後3年間の当院の救急受け入れ急性胆管炎に対する緊急内視鏡的治療の検討
村上 晶彦(岩手県立中央病院・内視鏡科)
【目的】大震災から2年が経過した.当院は「救急車を断らない」と「県下にあまねく医療の均霑を」をモットーに救急医療と地域医療を行い,年間21000人の救急患者と5000台の救急車の受け入れと沿岸部地域を中心に年間2500回の診療応援も継続している.大震災前後の3年間での膵胆道疾患例と急性胆管炎の内視鏡治療を検討した.【対象】平成22年から24年2月まで3年間の救急受診の消化器疾患例は22年度23年度...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4

十二指腸球部に瘻孔を形成した合流部結石(confluence stone)の一例
邉見 雄二郎(葛城病院)
【症例】57歳男性【臨床経過】平成24年8月下旬,腹部膨満感と皮膚横染を主訴に受診.血液検査でT-Bil:6.55mg/dl,D-Bil:3.94mg/dl,AST:233mg/dl,ALT:324mg/dl,CA19-9:180U/mlと肝障害と腫瘍マーカーの上昇を認めた.腹部超音波検査では総胆管が胆嚢管と合流する位置で途絶しており総胆管結石,胆管癌を疑い入院となる.翌日MRCPを施行したところ...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4

DICを合併した胆管炎に対する内視鏡的胆道ドレナージの検討
多賀 誠(埼玉医大病院・消化器・一般外科)
[目的] DICを合併した胆管炎に対する内視鏡的胆道ドレナージ術の治療成績について検討すること.[方法]2011年1月より2012年12月まで当科で急性胆管炎にて緊急内視鏡的胆道ドレナージ術を施行した症例は183例であった.そのうちDICを合併していた10例を対象とした.この10症例は膵炎を合併していない急性期DIC診断基準が4点以上で,DICの治療のためにrTMを使用した症例であった.統計学的解...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4

一般病院における胆管炎死亡6人の考察
三木 英保(船橋二和病院)
(目的)急性胆管炎は致命的な疾患で,消化器科では消化管出血と並び緊急処置を要する.当院における胆管炎,特に死亡症例を振り返り,今後に役立てたいと思います.(方法)当院は約300床の中規模病院で,ERCPは消化器内科医1人と,外科医1人の2人で行っている.平成15年から平成24年の10年間のERCP数は562件で,ほとんどが胆管炎の治療です.例えば最近の3年間で内視鏡的に確認した急性閉塞性化膿性胆管...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4

当院における総胆管結石症に対する緊急内視鏡治療の成績
楠本 智章(博愛病院・内科, 日本鋼管福山病院・内科)
【目的】総胆管結石に対する治療は,内視鏡的截石術が基本となる.また,胆管炎を伴う総胆管結石は重症化しやすいため,迅速な治療が必要となる.今回,我々は総胆管結石症に対して,当院受診後12時間以内に施行した緊急内視鏡治療の成績について検討した.【対象と方法】対象は,2010年9月~2012年12月までの2年3ヶ月間に総胆管結石症にて内視鏡治療を施行した症例は55例.平均年齢は77.5±13.5歳.男女...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4

総胆管結石性胆管炎の緊急適応についての検討
小屋 敏也(安城更生病院・消化器内科)
【目的】総胆管結石性胆管炎はドレナージを前提とした初期治療が必要とされている.重症例では緊急ドレナージが必要とされているが,緊急ERCPはさまざまな要因から危険性も高く,その適応は慎重に検討をする必要がある.【対象と方法】2011年1月から2012年12月までの2年間に夜間救急外来を受診し,総胆管結石性胆管炎と診断された70例を対象とした.緊急ドレナージ群(緊急群20例)と待機的ドレナージ群(待機...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4

完全内臓逆位症を伴う総胆管結石患者に対するERCP関連処置の経験
古志谷 達也(大和健診センター)
症例は50代,女性.高血圧症,脂質異常症にて近医に通院加療中であった.前日よりの発熱,心窩部痛を主訴に同院を受診し,腹部US検査にて胆嚢結石,胆嚢壁肥厚を指摘され,急性胆嚢炎の診断にて当院の関連病院を受診した.理学所見上,腹部は平坦,軟で心窩部に圧痛を認めた.腹膜刺激所見は認めなかった.血液検査上,WBC 8790 /μL,CRP 2.24 mg/dLと軽度の炎症反応の上昇を認め,AST 232 ...

第55回日本消化器病学会大会胆管結石4