セッション

検索結果は6件です。

局所進行膵癌に対する粒子線治療における十二指腸粘膜障害の評価法についての検討
大西 裕(兵庫県立粒子線医療センター, IHI播磨病院・内科)
【背景】遠隔転移を伴わない局所進行切除不能膵癌の治療法は確立されておらず,現状ではゲムシタビンをはじめとする化学療法が行われている事が多い.また,これまで行われてきた化学療法併用放射線治療も効果は限定的である.これらの症例へのゲムシタビン併用陽子線治療において,予後の改善効果がある事が示されたが,消化管障害が高率に生じ,また重篤なもの発生しうる事も判明した.【目的】局所進行切除不能膵癌に対するゲム...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-治療1

重症急性膵炎後に膵液瘻を形成し,膵尾部切除後にEUS下ドレナージを施行し軽快した1例
入江 邦泰(藤沢市民病院・消化器内科)
症例は54歳男性.平成23年7月下旬起床後より腹痛を自覚し当院救急外来を受診.急性膵炎の診断で入院加療の方針となった.入院時所見は軽症であったが,第3病日に施行した造影CTにおいて,重症基準を満たしたために中心静脈栄養とともに経管栄養を開始した.その後経過良好であったが,第25病日に症状再燃,膵酵素の逸脱を認め,造影CT検査で膵頭部に造影不良域を認めるとともに腎下極以遠までの炎症波及像を認めており...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-治療1

膵癌術前放射線化学療法(NCRT)施行症例における内視鏡的ドレナージ術の検討
井上 宏之(三重大大学院・消化器内科学)
【背景】当院では局所進行膵癌症例を対象にGemcitabine を使用したNCRT施行しており良好な成績を得ている.NCRT施行症例では診断から外科的治療施行まで約3ヶ月の期間が必要となる.また閉塞性黄疸を来した膵頭部癌症例では治療前にドレナージが必要となるが,NCRT施行症例においてPlastic stent (PS)あるいはSelf expandable Metallic Stent (SEM...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-治療1

造影EUSを用いた切除不能膵癌に対する抗癌剤治療効果予測の検討
山下 泰伸(和歌山県立医大・2内科)
目的:膵癌や他の癌種において,画像診断で描出される腫瘍内血流が全身化学療法の治療効果予測として有用であることが報告されている.そこで,造影EUSによる治療前膵腫瘍内血管の評価が化学療法効果予測に有用であるかについて検討した.対象と方法:化学療法前に造影EUSよる血流評価を行った非切除膵癌39症例を対象とした.患者は造影EUSによる腫瘍内血管の有無にて血管陽性群と陰性群の2群に振り分けた.それら2群...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-治療1

当院におけるゲムシタビン不応切除不能進行膵癌に対する2次治療ゲムシタビン+S-1併用療法の成績
重川 稔(大阪大大学院・消化器内科学)
【目的】GEST studyでは,切除不能進行膵癌に対する1次療法として,ゲムシタビン(GEM)+S-1(GS)療法はGEM群を上回っていたものの,統計学的な優越性は示されなかった.しかし,無増悪生存期間(PFS)はGEM群に比しGS療法のハザード比は0.66(p<0.001)と優越性が示され,抗腫瘍効果の点でS-1の可能性が示唆された.当院ではGEM不応切除不能膵癌の2次治療としてS-1のdos...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-治療1

膵体尾部切除後膵液漏における経鼻膵管ドレナージの有用性についての検討
石川 卓哉(名古屋第一赤十字病院・消化器内科)
【目的】膵体尾部切除後膵液漏における経鼻膵管ドレナージ (ENPD) の有用性について検討すること.【方法】2011年1月より2012年10月までに膵体尾部切除後に膵液漏を合併したが保存的に改善せず,ENPDを行った5例 (男女比3: 2,平均年齢63.8±12.6歳 (41-75)) についてretrospectiveに検討した.膵液漏発生からドレナージまでの平均期間は23.8±15.8日 (4...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-治療1