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検索結果は6件です。

食道ESD後の狭窄予防に対するステロイドパルス療法の有用性
中村 純(福島県立医大・消化器・リウマチ膠原病内科)
【目的】食道ESDの導入で確実な一括切除が可能となったが,周在性が広い病変では術後狭窄が問題であり,当院では3/4周以上の症例では全例バルーン拡張術を要した.近年,ステロイド局注やステロイド経口投与による狭窄予防の有用性が報告されているが,穿孔や感染症発症のリスクが問題視されている.そこで,われわれは,ステロイドを「パルス療法」で用いる新たな方法を考案し,現段階での有用性と安全性を検討した(当院倫...

第55回日本消化器病学会大会食道-ESD2

食道ESD時のプロポフォール持続投与による鎮静効果の検討
澤口 昌亨(秋田大・消化器内科)
【背景と目的】 食道ESDは胃や大腸に比べ治療に長時間を要することが多く,偶発症なく病変を一括切除するには,術中に安定した鎮静や鎮痛レベルを維持する必要がある.しかし,食道ESDの対象となる患者背景には常習飲酒家が多く,従来使用してきたベンゾジアゼピン系薬剤では鎮静不良や脱抑制が生じ治療に支障をきたす症例を度々経験した.以上の理由から,当科では2010年よりプロポフォールを用いている. 今回我々は...

第55回日本消化器病学会大会食道-ESD2

プロポフォール及びデクスメデトミジン塩酸塩を併用したHybrid鎮静-作用機序からみた理想的な鎮静法を目指して-
山口 智裕(武田総合病院・消化器センター)
【背景】ESDは困難例では治療時間が長時間となり,安全な麻酔法が必要とされる.GABA受容体作動薬であるプロポフォール(以下PF)は有用との報告が多数ある反面,副作用である呼吸抑制のため内視鏡室鎮静法として問題が残るのが現状である.一方α2受容体作動薬であり呼吸抑制が生じないと報告されているデクスメデトミジン塩酸塩(以下DEX)は,鎮静が浅くなる傾向があるのが問題点として挙げられる.今回,対象患者...

第55回日本消化器病学会大会食道-ESD2

当院における食道ESD施行時プロポフォール鎮静の検討
辻 俊史(京都府立医大附属病院・消化器内科)
【目的】近年,ESDにおけるデバイスの向上や治療技術の進歩により,食道におけるESD治療数は増加の一途である.更に,食道ESDにおいては安全に治療を行うために,適切な麻酔深度で鎮静を行うことが重要と考えられる.今回,我々は当院で施行した食道ESDにおける鎮静剤の投与方法の違いによる有効性を検討した.【方法】当院においてこれまでに施行した食道ESD患者58例(2012-2013)を,鎮静方法の違いに...

第55回日本消化器病学会大会食道-ESD2

食道ESD後狭窄予防に対するプレドニゾロン・アルギン酸ナトリウム(PAG)経口投与の有用性
濱本 英剛(仙台厚生病院・消化器内視鏡センター)
【はじめに】食道ESDの普及により腫瘍径の大きな病変も一括切除が可能になった.しかし,一方で3/4周以上の広範囲剥離例では術後狭窄への対策が必要であり,頻回の内視鏡的バルーン拡張術を要することも多い.術後狭窄に対する予防法はステロイド局注とステロイド内服が報告されているが,ステロイド局注は穿孔のリスクがあるとされている.また,ステロイド内服はプレドニゾロン0.5mg/kg/日から開始し漸減するが,...

第55回日本消化器病学会大会食道-ESD2

食道癌に合併した早期胃癌に対する先行内視鏡治療の有用性
丸山 哲郎(千葉大大学院・先端応用外科学)
【背景】食道癌と胃癌の同時性重複癌はしばしば遭遇し,治療方針に苦慮することが多い.このような症例に対しては食道切除に加え,胃切除を行い,結腸再建を行う術式が選択されることが多かった.しかし内視鏡治療の進歩により,近年では早期胃癌に対する内視鏡治療を先行した後に,胃管を用いた食道癌根治術を行う症例が増加する傾向にある.【目的】当院において食道癌術前に内視鏡治療適応の胃病変を有した症例を検討し,臨床的...

第55回日本消化器病学会大会食道-ESD2