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検索結果は5件です。

Myopectineal orificeにおける横筋筋膜の観察
朝蔭 直樹(津田沼中央総合病院・外科)
骨盤内臓側筋膜層構造を理解する上で腹膜・横筋筋膜の間隙である腹膜外腔の概念は重要である.腹膜は中皮細胞層と中皮下層で構成される明らかな膜構造で腹膜外腔の明快な規定因子であるが,横筋筋膜は疎性結合組織層のようにも観察され腹膜ほど組織構成が明瞭ではない印象がある.鼠径ヘルニア手術を行う際,進入経路の解剖特性上TEPあるいは前方アプローチ法はTAPPに比べ横筋筋膜の存在をより強く認識する必要がある.横筋...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 2

大腿ヘルニア内虫垂嵌頓の一例 -本邦報告例の臨床学的検討-
宇田 周司(国立埼玉病院・外科)
【緒言】大腿ヘルニアの頻度は鼠径部ヘルニアの4~17.2%とされ,中高年の女性に多く,嵌頓例が多い.ヘルニア内容は大網や小腸がほとんどで虫垂が嵌頓する事は非常に稀である.今回,我々は虫垂嵌頓を伴う大腿ヘルニアの一例を経験したので報告する.【症例】75歳,女性【主訴】右鼠径部膨隆,発赤【現病歴】2012年4月中旬,一週間前より右鼠径部痛が出現し,徐々に腫脹してきたが放置していた.疼痛,腫脹が増悪し,...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 2

当科における閉鎖孔ヘルニアに対する治療のタイミングの検討
長谷部 圭史(安城更生病院・外科)
【背景・目的】閉鎖孔ヘルニアは高齢者に発症することがほとんどで,手術リスクが高い症例も少なくない.発症から診断までが短時間で,用手的整復ができれば,緊急手術を回避し,より安全な待機手術を選択できるとの報告も散見される.そこで当科で経験した閉鎖孔ヘルニア症例について検討し,その治療の妥当性を明らかにすることを目的とした.【対象】2002年6月から2012年12月までに当科にて経験した閉鎖孔ヘルニア手...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 2

鼠径部・骨盤部ヘルニア嵌頓症例の診断と治療
秦 史壯(札幌道都病院・外科)
はじめに:緊急手術となる鼠径部・骨盤部ヘルニアの大半がヘルニア門へ小腸が嵌頓することによって惹起される腸閉塞症である.今回,ヘルニア嵌頓症例の診断と治療法について考察した.対象:2008 年1月から2013年2月までに経験した鼠径部・骨盤部ヘルニア161例.そのうち両側ヘルニアが22例でヘルニアは183箇所(延べ183例),内訳は外鼠径ヘルニア109例,内鼠径ヘルニア56例,大腿ヘルニア12例,閉...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 2

鼠径ヘルニアに対する腹膜外腔アプローチによる腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TEPP)後の再発症例の検討
小川 雄大(大分赤十字病院・外科)
【目的】当院では1999年10月から鼠径ヘルニアに対して腹膜外腔アプローチによる腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(以下TEPP)を導入し,2012年12月までに328例に施行した.これまでに3例(0.9%)の再発を経験している.この3例について再発までの期間,再発部位・形式,再発原因,再手術術式について検討した.【症例】症例1:43歳男性,右鼠径ヘルニアに対してTEPP施行(使用Mesh:Bird 3D...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 2