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十二指腸GIST手術症例の検討
岡崎 慎史(山形大・1外科)
【はじめに】GISTの発生部位は胃が約60~70%と最も多く,小腸が約20~25%,大腸が約5%であり,十二指腸原発の頻度は約4%と比較的稀であるとされている.当院における十二指腸GIST手術症例について検討した.
【対象】1998年4月から2012年12月まで,GIST手術症例は31例あり,原発部位は胃が15例(48.4%),小腸が8例(25.8%),十二指腸が7例(22.6%),直腸が1...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-治療

当院で経験した原発性十二指腸癌の検討
西村 廣大(岐阜社会保険病院・外科)
【諸言】原発性十二指腸癌は稀な疾患で,外科的根治切除が基本である.治療成績や予後因子などについてまとまった報告は少なく,依然として明確な治療ガイドラインは確立されていない.我々は,2006年~2012年の過去7年間で3例の原発性十二指腸癌を経験したので報告する.【症例】症例1:肝機能異常の精査で行ったERCPで乳頭部癌と診断され,2006年8月にSSPPD施行した.病理結果は十二指腸下行部癌で高分...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-治療

当院における十二指腸粘膜下腫瘍に対する外科的切除例の検討
永田 康浩(国立長崎医療センター・外科)
【はじめに】十二指腸の解剖学的複雑さからこの領域に発生した腫瘍の切除において,術式選択に難渋する場合がある.乳頭部領域の腫瘍に対しては膵頭十二指腸切除が選択されることが多いが,他の領域の粘膜下腫瘍の多くは局所切除の適応となるため病変部位に応じた術式選択が必要となる.今回,当院で行った十二指腸粘膜下腫瘍に対する外科的切除法について検討した.
【対象】2003年から2012年までの10年間に十二...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-治療

内視鏡的十二指腸切除に起因する穿孔時に手術介入は必要か?
加藤 卓也(広島市民病院・外科)
【目的】近年,十二指腸に対する内視鏡治療が増加しているが,十二指腸では壁が薄く切除時の穿孔は約15%とも報告されており高率である.一方,穿孔時の治療法については確立されていないのが現状であるが,組織障害性の高い胆汁・膵液に曝露されることから,治療に難渋する例も多い.今回,我々は内視鏡治療で生じた十二指腸穿孔例に対する手術介入の妥当性について検討した.【方法】内視鏡的粘膜切除術(EMR)もしくは内視...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-治療

十二指腸潰瘍穿孔に対する大網充填術の開腹手術と腹腔鏡手術の検討
藤山 准真(済生会滋賀県病院・外科)
【はじめに】十二指腸潰瘍穿孔に対する大網充填術には開腹術と腹腔鏡手術がある.手術適応と診断されれば緊急手術の場合が多く,低侵襲化への関心が高まっている昨今,腹腔鏡手術を施行する施設も増えてきている.当科では従来開腹による大網充填術を施行してきたが,低侵襲化,術後合併症減少や整容性の向上を目的に単孔+アシストポートによる腹腔鏡下大網充填術を導入した.開腹術と腹腔鏡術を比較検討したので報告する.【方法...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-治療

十二指腸腫瘍性病変に対する腹腔鏡内視鏡合同手術(laparoscopy endoscopy cooperative surgery; LECS)の経験
平木 修一(防衛医大・外科)
【緒言】十二指腸腫瘍は,その解剖学的特性から膵頭十二指腸切除術など,QOLを著しく損なう術式が選択される症例も存在する.一方で,早期癌や一部の神経内分泌腫瘍では,リンパ節転移の可能性が低く,内視鏡治療や局所切除を推奨する報告も存在する.今回我々は,2009年からこれまでの間,早期十二指癌,神経内分泌腫瘍に対して腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)により切除した症例を経験したので報告する.【手術術式】全...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-治療

膵・胆道癌に伴う十二指腸閉塞に対する十二指腸ステントの経験
野田 昌宏(鹿児島大大学院・消化器・乳腺甲状腺外科学)
【目的】悪性腫瘍による上部消化管狭窄病変に対する消化管ステントは低侵襲で有用な治療である.2010年に十二指腸ステントが使用可能となり,gastric outlet obstruction(GOO)の治療の選択枝が増えた.当科で経験した,膵胆道悪性腫瘍に伴う上部消化管閉塞に対して行った十二指腸ステント治療について検討したので報告する.【方法】2010年以後の膵胆道癌による当科入院症例382例中,十...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-治療