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検索結果は4件です。

幽門側胃切除Roux-Y再建術後に発生した十二指腸憩室炎に対する腹腔鏡手術の1例
長久 吉雄(倉敷中央病院・外科)
十二指腸憩室内結石は比較的高齢者に多く見られ,憩室炎や穿孔などを続発することもある.その発生原因としては腸管内容のうっ滞や腸管内pHの変化などが挙げられ,胃切除後ではBillroth2法再建が選択された場合に発生の報告がある.今回我々は,腹腔鏡下幽門側胃切除・Roux-Y再建後に発生した十二指腸憩室内結石を伴う憩室炎の症例を経験したので報告する.症例は50代の女性で3年前に腹腔鏡下幽門側胃切除・R...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例 1

上腸間膜動脈症候群の2例:大動脈-上腸間膜動脈分岐角度の検討を含めて
小山 佳紀(長野県立木曽病院・外科)
【緒言】上腸間膜動脈症候群(以下,SMAS)の2例を経験したので,大動脈―上腸間膜動脈分岐角度(以下,A-S angle)の検討を含めて報告する.【症例】(1)81歳女性.嘔吐を主訴に受診した.腹部CTにて胃~十二指腸下行脚の著明な拡張を認め,十二指腸水平部が上腸間膜動脈と大動脈との間にて急峻に狭窄しSMASと診断した.経鼻胃管留置による保存的治療にて軽快した.本症の発症には,発症前の1年間での1...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例 1

腹腔鏡補助下に切除した十二指腸カルチノイドの1例
河本 真大(住友病院・外科)
症例は70歳の男性,7年前から十二指腸球部に1cm大の隆起性病変を指摘されていた.経過観察中の上部消化管内視鏡検査にて2cm大に病変が増大しており,EUS-FNAにてカルチノイド(NET G1)の診断を得,手術目的にて当施設を紹介受診された.画像上の遠隔転移やリンパ節転移を認めなかった. 手術は#3,#4d,#5,#6リンパ節を郭清し十二指腸球部まで切除する幽門側胃切除術を腹腔鏡補助下にて行った....

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例 1

潰瘍性大腸炎術後に消化管出血をきたしIFXを使用した4例
松岡 宏樹(兵庫医大・外科(下部消化管外科))
症例1)19歳男性. 13歳時に潰瘍性大腸炎(以下UC)発症し,内科的治療抵抗性にて大腸全摘+J型回腸嚢肛門吻合術(IPAA)+回腸人工肛門造設術施行.人工肛門からの出血続き内視鏡施行.十二指腸にCMVを示唆する深ぼれ潰瘍と体下部から下行脚にかけてUCの胃十二指腸病変を示唆する多発性のびらんと顆粒状変化あり,GCVと5-ASA製剤を開始.深ぼれ潰瘍は改善認めるも胃十二指腸病変は改善なくIFXを導入...

第55回日本消化器病学会大会十二指腸-症例 1