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検索結果は6件です。

直腸神経内分泌癌の2例
田山 誠(小樽掖済会病院・外科)
今回,直腸神経内分泌細胞癌の2例を経験したので報告する.症例1は71歳男性,下血にて近医受診し下部消化管内視鏡にてS状結腸にIIa+IIc病変,直腸に5cm大の2型腫瘍を認め紹介入院となった.遠隔転移は認めずS状結腸癌,直腸癌の診断のもと根治手術を施行した.病理阻止学的検索の結果,S状結腸癌および直腸神経内分泌癌の診断となった.術後は肺小細胞癌に準じて補助化学療法を施行したが,術後2ヶ月目に肝転移...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 4

直腸癌術後の転移性心腫瘍の一例
知念 順樹(那覇市立病院・外科)
症例:50歳代の女性.現病歴:子宮腺筋症,月経過多で当院産婦人科に紹介となり,その際の画像検査にて直腸癌が疑われ,精査の結果,直腸癌と診断した.2012年4月に,直腸癌に対して,低位前方切除術,D3郭清,子宮摘出術を行った.術後病理組織検査でStageΙΙΙaとなり,術後補助化学療法としてカペシタビンの内服を行った.3コース終了後の検査で腫瘍マーカーの再上昇を認めたため,画像検査を施行し,右心室腹...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 4

直腸癌術後10年に傍大動脈リンパ節再発をきたし,切除した1例
戸嶋 俊明(広島市民病院・外科)
症例は70歳台の男性.2000年9月,Rs直腸癌に対して直腸低位前方切除術,D3郭清を施行した.術後病理所見は,Rs, Type2, 3.8×5.0cm, tub2, SE, N2(#251 6個,#252 1個), v1, ly2, H0, P0, M0, fStageIIIb(大腸癌取り扱い規約第7版)であり,術後補助化学療法としてカルモフール300mg/body/day内服を1年間施行.術後...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 4

本態性血小板血症患者に発生した内分泌細胞癌の一例
近藤 宏佳(埼玉医大国際医療センター・包括的がんセンター消化器病センター消化器外科)
【はじめに】大腸内分泌細胞癌は原発性大腸癌の0.2%程度され,まれな疾患である.早期に血行性およびリンパ行性転移をきたし予後不良と言われている.今回,本態性血小板血症患者に発生し,手術時StageIIIであったが術後1年半無再発生存を得ている症例を経験したので報告する.【症例】症例は63歳,女性.本態性血小板血症のため前医通院しアスピリンおよびヒドロキシカルバミド内服中であった.下腹部痛と血便を認...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 4

同時性多発肝転移を伴い急速な進行をきたした盲腸内分泌細胞癌の1例
鈴木 一則(鳥取生協病院・外科)
大腸内分泌細胞癌は全大腸癌の0.2%程度と極めて稀であり,悪性度が高く予後不良とされている.同時性多発肝転移を伴い急速な進行をきたした盲腸内分泌細胞癌の1例を経験した.症例は72歳,男性.高血圧症,2型糖尿病にて当院内科通院中であったところ,全身倦怠感,食欲不振を主訴に受診した.血液検査で肝胆道系酵素の上昇を認め,CA19-9が129.3U/mlと上昇していた.腹部CT検査で多発肝腫瘤,盲腸部腫瘤...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 4

急性虫垂炎と初期診断されたLynch症候群の一例
池邉 孝(東住吉森本病院・救急・総合診療部)
遺伝性非腺腫性大腸癌(以下HNPCC)は常染色体優性遺伝形式をとる遺伝性腫瘍で,遺伝子の変異が明らかとなった場合Lynch症候群と呼称される.今回詳細な家族歴の聴取と遺伝子学的検査で明らかとなったLynch症候群の一例を経験したので報告する.【症例】29歳,女性.【主訴】右下腹部痛.【家族歴】姉胃癌30代死亡.母親40代卵巣癌発症,50代子宮癌で死亡.母方の祖父大腸癌70代で死亡.その他,母親の兄...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 4