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検索結果は6件です。

潰瘍性大腸炎に合併し,直腸腺癌と直腸Neuroendocrine tumor G1が混在する腫瘍1例
山崎 信義(国立がん研究センター東病院・大腸外科)
【緒言】直腸腺癌と直腸Neuroendocrine tumor (NET) G1とが合併した症例の報告は散見されるが,その中で同一腫瘍内に存在した症例は非常に稀である.また,潰瘍性大腸炎にNET G1が合併することも稀である.【症例】78歳男性.70歳時に潰瘍性大腸炎(全大腸炎型)を指摘された.メサラジンおよびプレドニゾロン5mgの内服で寛解状態にあった.フォローアップの大腸内視鏡にて,AV 7c...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 5

大腸癌術後にPET偽陽性を呈し再発を疑ったSchloffer腫瘍の2例
太田 裕之(国保小松市民病院・外科, 滋賀医大・消化器・乳腺・一般外科)
【緒言】消化器手術において腹腔内で使用する吸収糸・非吸収糸と手術部位感染との関連性については未だに議論のあるところである.今回我々は大腸癌の術後経過中にPET検査で再発腫瘍を疑った非吸収糸(絹糸)が原因と考えられる異物肉芽腫(Schloffer腫瘍)の2例を経験した.【症例1】62歳,女性でS状結腸癌に対して高位前方切除術を施行した.StageIIIaのため経口抗癌剤による補助化学療法を術後6ヶ月...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 5

特異的なMRIを呈した直腸癌術後硬膜転移が原因と考えられる肥厚性硬膜炎の1例
弓場 孝郁(京都ルネス病院)
今回,われわれは消化器癌の合併症例では非常にまれな疾患である肥厚性硬膜炎を経験したので報告する.症例は68歳の男性で2011年9月に上行結腸癌とS状結腸癌,直腸癌の診断で右半結腸切除術,低位前方切除術を施行した.病理検査は上行結腸癌,S状結腸癌はtub1,pM,N0,pStage0,直腸癌はpor2,pMP, N2,pStage3bで術後補助化学療法を施行した.2012年10月に頭痛を認め,造影M...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 5

集学的治療により7年以上に亘り長期生存中のS状結腸癌・同時性多発性肝転移の1例
高山 哲郎(仙台社会保険病院)
症例は既往歴のない50歳男性で,平成17年10月にS状結腸癌・同時性多発性肝転移に対し他院にて結腸切除術のみ施行され,その後肝切除を希望し当科を受診.同年12月に肝部分切除術(14ヶ所・19病変)と肝動注ポート留置を施行.その後平成18年2月から現在に至るまでの約7年間に合計でFOLFIRI 6クール,肝動注(5FU/LV) 15クール,Bevacizumab+FOLFOX4 13クール,Beva...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 5

集学的治療により長期生存している横行結腸癌による播種性骨髄癌症の1例
内藤 雅康(福岡大・消化器外科)
【はじめに】播種性骨髄癌症は,播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)を合併し,発症後2~3か月以内に死亡する極めて予後不良な疾患である.本邦では胃癌による播種性骨髄癌症の報告が大多数であるが,大腸癌によるものは極めて少ない.今回我々は,横行結腸癌による播種性骨髄癌症でDICを併発した症例に対しXELOX+Bevacizumab...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 5

MMC/5FUによる放射線化学療法後S-1継続投与にて長期生存を得られている肛門管扁平上皮癌の一例
池田 純(京都第一赤十字病院・外科)
症例は40歳台女性.肛門周囲膿瘍疑いの診断で当院紹介となった.精査にて肛門管扁平上皮癌,最大径50mm,cAI(膣・肛門挙筋),cN3,cH0,cP0,cM0,Stage3bと診断した.選択肢として手術と放射線化学療法(CRT)を提示したところ肛門温存可能なCRTを選択された.マイトマイシンC10mg/m2/dayをDay1とDay26,5FU1000mg/m2/dayをDay2-5,Day27-...

第55回日本消化器病学会大会大腸-症例 5