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検索結果は5件です。

直腸癌術後に発症した直腸精嚢瘻の1例
中島 晋(済生会滋賀県病院・外科)
【はじめに】直腸癌術後合併症として直腸精嚢瘻はまれである.今回我々は,直腸癌に対する低位前方切除術後に発症した直腸精嚢瘻の1例を経験したので報告する.【症例】58歳,男性.下血を主訴に近医を受診,下部内視鏡検査で直腸に2型病変を指摘され当院紹介受診となった.精査の結果,直腸癌および同時性肝転移と診断し,腹腔鏡補助下低位前方切除術を施行した.術後9日目に発熱を認め,縫合不全を疑って絶食・抗生剤投与を...

第55回日本消化器病学会大会大腸-術後合併症 2

腹腔鏡下大腸切除における術後腸閉塞に関する検討
廣 純一郎(三重大大学院・消化管・小児外科学)
はじめに 術後腸閉塞は,患者QOLを著しく低下させる合併症の一つであり,腹腔鏡下大腸切除術は開腹手術と比較し,術後腸閉塞の発症の少ない手術といわれているが,変わらないという報告もありControversialである.今回,当院における腹腔鏡下大腸切除術術後腸閉塞について検討を行った.対象・方法:2000年から2013年3月までに施行した腹腔鏡下大腸切除術296例を対象とした.術後腸閉塞を認めた症例...

第55回日本消化器病学会大会大腸-術後合併症 2

Functional end to end anastomosis とSSI
尾嶋 仁(群馬県立がんセンター・消化器外科)
(はじめに)結腸切除後の再建方法として,Functional end to end anastomosis(FEEA)は簡便で安全な手技で広く普及している.当センターでは,回盲部切除術及び結腸右半切除術の場合,従来,FEEA をclosed method(C群)で吻合を行っていたが,カートリッジの長さ(吻合口の大きさ)及び使用個数によるコストの低下で2011月12月よりopen method(O群...

第55回日本消化器病学会大会大腸-術後合併症 2

右側結腸癌と左側結腸癌手術例におけるSSIの比較検討
岩崎 喜実(獨協医大・2外科)
【背景】結腸直腸癌手術においてsurgical site infection (SSI)は頻度も高く,在院日数にも影響する術後合併症である.直腸癌手術ではSSIの合併率が結腸癌手術と比較し高率であると報告されている.結腸癌手術でも手術部位によるSSIの合併率への影響はまだ明らかでない.【目的】直腸癌を除いた結腸癌にて結腸切除術を施行し,消化管吻合を施行した手術例で,術後SSIの発生頻度を右側結腸と...

第55回日本消化器病学会大会大腸-術後合併症 2

腹腔鏡下大腸切除術における腸管切除断端の腹腔外洗浄によるSSI予防
北條 荘三(富山大・消化器・腫瘍・総合外科)
【目的】大腸癌手術では,元は無菌状態である腹腔内が,腸管切離,吻合操作による腸内細菌により汚染されることがSSI発症の一因と考えられる.そこで汚染した腸管は腹腔外で洗浄し汚染を減らした状態で腹腔内へ戻すことによりSSI予防が図れないか検討した.【方法と対象】当科で施行の腹腔鏡下大腸切除術32例,吻合法はFEEA14例,DST18例について検討した.腹腔外での洗浄法は,小切開創をウーンドリトラクター...

第55回日本消化器病学会大会大腸-術後合併症 2