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検索結果は6件です。

腹腔鏡下超低位前方切除術における定型化の要点と成績
石部 敦士(横浜市立大市民総合医療センター・消化器病センター)
【目的】腹腔鏡下超低位前方切除術(Lap-sLAR)とLap-ISRにおける定型化した手術手技と成績について報告する【適応】sLAR:腫瘍下縁が歯状線より2cm以上口側の症例.sLARの定義は吻合部が歯状線から2cm以内.ISR :T2,あるいはT3で10mm以上口側に腫瘍の下縁が存在またはリンパ節転移(-)で腫瘍下縁が歯状線まで.【手技】sLAR:5-port法.Linear staplerを挿...

第55回日本消化器病学会大会大腸-鏡視下手術 3

腹腔鏡下大腸切除術と在院日数の短縮化
山口 茂樹(埼玉医大国際医療センター・包括的がんセンター消化器病センター消化器外科)
【目的】大腸癌に対する腹腔鏡手術は複数の臨床試験の結果とともに,低侵襲性と手技の安定化により標準手術と呼べる時代になった.当院では大腸癌の80%以上を腹腔鏡手術の適応とし,厚労省DPC評価分科会の平成23年度症例集計による当院の平均在院日数は,開腹を含む結腸癌切除179例で11.49日,直腸癌切除130例で14.36日であり,いずれもDPC登録施設中で全国最短である.当院における標準手術を供覧し,...

第55回日本消化器病学会大会大腸-鏡視下手術 3

当院における腹腔鏡下ISRの実際
森山 仁(虎の門病院・消化器外科)
下部直腸癌に対し,肛門括約筋温存を目指す手技として行われるISRは,肛門温存と癌根治性の両立を実現しようとする画期的な術式と考えるが,誰もが簡単に行えるものではなく,骨盤底の狭い術野で確実な手術を行うための,深い解剖理解と確実な手術手技が必要とされる.一方,近年腹腔鏡下手術が導入され,狭い骨盤腔でも良好な視野が得られ,拡大視効果による正確な剥離層の認識が可能になったことや,術者・助手以外でも術野を...

第55回日本消化器病学会大会大腸-鏡視下手術 3

経膣的検体摘出を施行した腹腔鏡下右側結腸癌手術の1例
川上 浩司(沖縄協同病院)
腹腔鏡下手術の低侵襲化は単孔式手術など,急激に進行している.またこの潮流は今後も新たなデバイスの登場もあいまって進行していくと思われる.腹腔鏡手術の侵襲の中で検体の摘出部位は疼痛,審美性の面で大きなウエイトを占めると考えられるが今回我々はこの部分の低侵襲化を目的に経膣的検体摘出を施行した.症例は85歳 女性  便潜血陽性精査の大腸ファイバーで上行結腸に25mm大のIspポリープ認めEMR施行,病理...

第55回日本消化器病学会大会大腸-鏡視下手術 3

外科的肛門管内で切離・吻合を要する腹腔鏡下超低位前方切除術における注意点
野中 隆(国立長崎医療センター・外科)
【はじめに】腹腔鏡下手術の拡大視野効果によって,骨盤深部での正確な肛門管の剥離操作が可能となり,外科的肛門管内での直腸切離を要する症例が増えてきた.今回,当院で施行している下部進行直腸癌での直腸剥離・授動ならびに肛門管内での切離・吻合の要点を述べその結果を検証する.【切離・吻合法】腫瘍の局在に応じて肛門管内剥離を必要最低限行っておく.狭骨盤の男性の肛門管内においては,45mmのリニアステープラーを...

第55回日本消化器病学会大会大腸-鏡視下手術 3

大腸癌に対する単孔式腹腔鏡補助下回盲部切除術の低侵襲性に関する検討
進士 誠一(日本医大・外科)
【目的】当科における単孔式腹腔鏡補助下回盲部切除術(TANKO)の成績を通常の腹腔鏡補助下回盲部切除術(LA)と比較し検討した.【方法】2010年1月から2012年12月までに行ったTANKO群10例とLA群19例を比較した.<EZアクセスを用いたTANKOの手技>臍部に約3cmの縦切開を置き小開腹.ラッププロテクターを装着し,あらかじめ5mmのトロカールを3本挿入したEZアクセスを装着し気腹.ス...

第55回日本消化器病学会大会大腸-鏡視下手術 3