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検索結果は6件です。

同時性巨大肝転移を伴う大腸癌に対してconversion chemotherapyを行い根治切除が可能となった3症例
向川 智英(県立奈良病院・外科)
【はじめに】近年,新規抗癌剤や分子標的薬による多剤併用療法によって切除不能例が切除可能となる例もまれではなくなってきた.今回,切除不能あるいは困難な巨大肝転移に対してconversion chemotherapyを行い腫瘍縮小効果が得られ,根治切除可能となった3症例を経験したので報告する.【対象】2010年1月~2013年2月までの間に当科で施行した初発大腸癌手術症例235例のうち同時性肝転移症例...

第55回日本消化器病学会大会大腸-集学的治療 1

術前化学放射線療法(CRT)後の側方転移陽性症例の特徴および側方郭清の有用性
神藤 英二(防衛医大・外科)
【目的】本邦では下部直腸癌に対しtotal mesorectal excision(TME)に側方郭清を付加することで局所制御を行ってきた.今回,側方転移症例を対象として,術前CRT施行例と非施行例を比較することで,術前CRT施行後に側方転移の認められた症例の特徴について検討した.【方法】治療前cT3以深と診断されCRT施行(4Gy×5日+UFT400mg×7日)後,側方郭清を含む治癒切除が行われ...

第55回日本消化器病学会大会大腸-集学的治療 1

StageIV大腸癌に対する治療戦略 ~根治切除不能例に対する原発巣切除の意義について~
石曽根 聡(信州大・消化器外科)
【背景と目的】根治切除不能大腸癌の治療の中心はあくまで全身化学療法であるが,原発巣切除に関しては明確な基準はない.2005年以降,L-OHP,CPT-11および分子標的薬の使用により,根治切除不能大腸癌患者の余命は飛躍的に延長している.これら抗癌剤治療下における原発巣切除の意義について検討した.【対象と方法】2005年から2012年までの間,当施設で初回治療を行ったStageIV大腸癌症例131例...

第55回日本消化器病学会大会大腸-集学的治療 1

進行下部直腸癌に対する治療戦略
奥山 隆(獨協医大越谷病院・外科)
【目的】 本邦においては進行直腸癌に対する治療戦略として, TMEや側方郭清, 放射線療法, 化学療法を組み合わせて治療を行っているが, その戦略に科学的コンセンサスを得られたものはない. 一方, 欧米では術前化学放射線療法 (CRT) が標準治療として確立しているが, 周術期合併症の増加や機能障害など様々な問題が存在する. 我々は進行直腸癌に対する術前化学療法 (NAC) がCRTに代替しうるか...

第55回日本消化器病学会大会大腸-集学的治療 1

75歳以上高齢者進行再発大腸癌に対する集学的治療の検討
井上 靖浩(三重大大学院・消化管・小児外科学)
【背景】近年,進行再発大腸癌に対する化学療法の進歩に加え,Conversion chemotherapy後の転移巣切除など集学的治療による予後改善が一層期待できるようになった.しかしながら,高齢者大腸癌患者においては化学療法のレジメン選択や手術適応などは必ずしも若年者同様でないと考えられ,十分なコンセンサスは得られていない.【目的】75歳以上の大腸癌患者における集学的治療の適応,効果,安全性につい...

第55回日本消化器病学会大会大腸-集学的治療 1

Fiber通過不能T4大腸癌に対するステント留置併用術前化学療法の経験
小池 淳一(東邦大医療センター大森病院・消化器センター外科)
大腸癌イレウスは,近年大腸ステント留置の選択肢が増え,治療方針も変化しつつ有る.一方で局進行直腸癌に対する術前治療も化学放射線治療に加え,化学療法単独で行う術前治療が注目される様になり,多くの臨床試験が進行している.当科では2005年より積極的に術前mFOLFOX6療法を導入し良好な成績が得られているが,ほぼ全例に一時的人工肛門が必要であった.大腸ステント留置中の化学療法は穿孔や膿瘍形成などの合併...

第55回日本消化器病学会大会大腸-集学的治療 1