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検索結果は5件です。

緊急手術を行った絞扼性イレウスについての検討
有馬 浩太(天草地域医療センター・外科)
【背景と目的】イレウスは臨床現場で遭遇する一般的な腹部疾患であるが,絞扼性イレウスでは救命のため緊急手術を必要とする.中でも腸管切除を必要とする症例は重篤な例も多く,術前の段階で腸管切除が必要となる可能性を推測することは術後の管理においても非常に有用となりえる.【対象と方法】平成21年4月から平成24年10月までに緊急手術を行った絞扼性イレウス22症例を対象とし,腸管切除を要した症例とイレウス解除...

第55回日本消化器病学会大会小腸-手術治療 2

当院における小腸穿孔の検討
和田 友祐(昭和大病院・消化器・一般外科)
【目的】小腸穿孔は消化管穿孔のなかでも比較的稀である.特異的な症状に乏しく,各種画像検査による確定診断の遅れが治療開始の遷延につながり,ショックやDICなどの重篤な病態に移行することがあるため,注意を要する疾患である.当院における経験をもとに,小腸穿孔の臨床的特徴に関して検討する.【対象・方法】対象は当院にて2006年1月~2013年3月に手術を施行した小腸穿孔24例をRetrospectiveに...

第55回日本消化器病学会大会小腸-手術治療 2

腸管損傷に対する器械吻合の使用経験
黒川 剛史(兵庫県災害医療センター)
目的:待期手術に於いて器械吻合は手縫い吻合と同様の安全性が示されている.しかし,外傷による腸管損傷に対し器械吻合を行うことに対しては意見が分かれる.我々の施設では吻合可能な腸管損傷に対し積極的に器械吻合を行っている.今回器械吻合を行った症例を検討した.方法:2008年4月から2013年3月までに25例に対し器械吻合を行った.損傷形態は鋭的損傷が5例,鈍的損傷が20例であった.男性20名,女性5名,...

第55回日本消化器病学会大会小腸-手術治療 2

閉鎖孔ヘルニア14例の検討
小倉 由起子(下都賀総合病院・外科)
【背景】 閉鎖孔ヘルニアは恥骨筋と内外閉鎖筋との間にある閉鎖孔をヘルニア門として腸管が閉鎖管内に嵌入する内ヘルニアである.高齢女性に多く比較的稀な疾患であり全ヘルニア症例の0.073%,全腸閉塞症例の0.4%と報告されている. 閉鎖孔ヘルニアは従来,原因不明の腸閉塞として開腹時に発見されることが多く,予後も診断の遅れから満足すべき成績ではなかった.しかし近年の画像検査の進歩により発症早期に診断され...

第55回日本消化器病学会大会小腸-手術治療 2

当院における深部小腸切除症例の検討
青木 貴徳(遠軽厚生病院・外科)
【目的】近年小腸内視鏡の出現により深部小腸すなわち空腸・回腸病変の診断能が向上した.しかし実際の外科臨床では深部小腸の手術は主に緊急手術である.当院では小腸内視鏡購入は今後の目標であり,小腸内視鏡導入前の深部小腸手術の状況をまとめることを目的とした.【対象】2002年11月1日から20012年10月31日までの10年間で当院において手術をうけた空腸・回腸の切除を行った症例を対象とし,原因,緊急手術...

第55回日本消化器病学会大会小腸-手術治療 2