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検索結果は5件です。

原発性肝癌取扱い規約StageIII,IV肝癌切除例の検討
落合 登志哉(京都府立与謝の海病院・外科)
【背景,目的】高度進行肝癌の予後は不良で今後はsorafenib内服や5FU/CDDP動注等の術後補助化学療法が考慮される.そのためには原発性肝癌取扱い規約StageIII,IVで定義される高度進行肝癌の臨床病理学的特徴を理解する必要がある.今回当科で切除したStageIII,IV肝癌症例についてその治療成績を解析した.【対象,方法】対象は当科で肉眼的に治癒切除を行えた2000年から2011年8月...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 3

肝細胞癌切除症例における予後因子の検討
田村 浩章(浜松医療センター・外科)
【目的】肝細胞癌に対する肝切除は根治性の高い治療法であるが時として重篤な合併症を生じる.また,肝細胞癌切除後の予後因子にはいまだ不明な点が多い.今回,肝細胞癌切除例の治療成績を検証し予後因子を検索,解析した.【方法】当院にて2002年1月から2011年12月の期間に施行された肝細胞癌切除74症例を対象とし以下を検討した.(1)術後合併症率(Clavien分類).(2)全生存,および無再発生存の経時...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 3

肝細胞癌治療におけるGd-EOB-DTPA造影MRIナビゲーションの有用性
仲 成幸(滋賀医大・外科)
【はじめに】MRIにおける早期肝細胞癌の検出率は肝細胞特異性MR造影剤であるGd-EOB-DTPAにより著明に向上している.しかし,Gd-EOB-DTPA造影MRIで検出されてもサイズの小さな早期肝細胞癌は存在部位や背景肝の影響で超音波エコーやCTでは検出困難な場合がある.MR画像誘導下であれば,Gd-EOB-DTPA造影MRIのみで検出可能となるような腫瘤に対しても容易にガイダンスが可能となる....

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 3

胆道癌術後肝転移に対する肝切除例の検討
小橋 俊彦(県立広島病院・消化器外科)
【目的】胆道癌の術後肝転移は多発性であることが多く,その予後は不良であり,いまだ長期生存に寄与する有効な標準的治療が確立されていない現状がある.しかし,単発性の術後肝転移再発に対しては,肝切除による長期生存例が近年報告されており,当科でもこれまでに5例の胆道癌術後肝転移に対して肝切除を行い,最長3年10カ月の無再発生存例を認めている.今回,これら5例の胆道癌術後肝転移再発に対する肝切除症例を検討し...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 3

大腸癌肝転移に対する初回肝切除術の検討
井上 善博(大阪医大・一般・消化器外科)
【背景】大腸癌の転移部位は肝臓が最も多く,次に肺,局所再発,脳,腹膜,リンパ節などと続く.大腸癌と診断された時点で約25%の症例では肝転移を伴っており,さらに残りの40-50%では術後3年以内に肝転移を発生する.大腸癌肝転移に対する肝切除術の有効性は確立しているが,50-80%の症例では術後再発を認め,約50%に発生する残肝再発は生命予後に大きく影響する.多くの論文で肝切除術に関して議論されている...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 3