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肝前区域腹側背側領域切除
平野 公通(兵庫医大・外科(肝・胆・膵外科))
(背景と目的) 肝前区域はCouinaudの概念ではS8,S5に二分されており,この概念は広く受け入れられている.しかし,近年造影CTによる肝内門脈分岐様式の解析により竜・趙らは前腹側区域と前背側区域に分ける新しい区域分類を報告した.我々も肝シミュレーションソフトを用いて解析した結果,Couinaudによる頭側S8と尾側S5に分かれる頭側尾側型(36%),趙らによる腹側と背側に分枝する腹側背側型 ...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 4

一般病院でできるVp4肝細胞癌に対する集学的治療
柏崎 正樹(兵庫県立西宮病院・外科)
【目的】400床の地域基幹病院である当院では,2007年からcancer boardで肝細胞癌の治療方針を決定している.Vp4肝細胞癌診断時に他臓器転移がなく,合併症やPS等からも耐術能があると判断できれば,減量肝切除となっても積極的に切除する方針である.術後療法としてTACE,肝動注療法,ソラフェニブを組み合わせ,再切除も含めて可能な限り集学的治療を行う.非切除例では肝動注療法を第一選択としてい...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 4

HCV抗体陽性肝細胞癌患者における術後再発危険因子の検討
近藤 千博(宮崎大・腫瘍機能制御外科学)
【目的】肝細胞癌(HCC)において,C型肝炎ウイルスは主な原因であり,切除術後も高頻度な再発が懸念される.手術成績向上の一助とすべく,HCVAb陽性HCC患者の術後再発に関する危険因子を検討した.【方法】1990-2012年,当教室でHCVAb陽性HCCに対して根治切除が行われた198例(年齢m±SD=67.9±7.8,M/F=149/49)で検討した.術後無再発生存率(DFS)を調べた.DFSに...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 4

肝切除適応判断における領域別肝予備能評価法の意義
飯室 勇二(兵庫医大・外科(肝・胆・膵外科))
画像解析の進歩により,肝亜区域・区域体積の多様性,領域別肝機能の不均一性,などが判明しており,肝切除における正確な残肝機能予測には領域別肝予備能の把握が重要である.今回,region-growing法による術前領域別肝体積評価およびアシアロシンチグラフィー(GSA-SPECT)とCTデータの統合画像による領域別肝機能評価の意義を検討した.【方法】CTデータに基づくregion-growing法によ...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-手術治療 4