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検索結果は4件です。

肝切除におけるSSI発生因子の解析
土居 浩一(済生会熊本病院・外科センター)
【はじめに】肝切除後の感染症は在院日数の延長や術後のQOLを低下させる要因となるため注意が必要である.今回我々は肝切除におけるSSI発生関連因子を解析した.【方法】2008年1月から2012年12月に当科にて肝腫瘍に対して肝切除を実施した92例を対象にSSIサーベイランスを行い,SSI発生に関与する因子について後ろ向きに検討した.【結果】対象症例の年齢中央値は70歳(35-84歳),男女比は74/...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-術後合併症 1

膵頭十二指腸切除術後の肝切除における術後合併症の検討
水間 正道(東北大病院・肝胆膵外科)
<目的>最近,当教室では,主に胆管癌術後の肝転移であるが,化学療法の進歩によるものか,少数個で発見される肝転移症例をしばしば経験するようになり,それとともに膵頭十二指腸切除術(以下PD)後の肝転移に対する肝切除を経験するようになってきた.PD後の肝切除は,初回手術の肝切除に比べ出血や胆管炎関連の感染症のリスクが高いと考えられることから,術後合併症のリスクも高いと想定される.今回,PD後の肝切除にお...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-術後合併症 1

肝切除術後胆汁漏における感染に関する多施設共同研究
清水 潤三(大阪労災病院・外科)
肝切除術後の胆汁漏と細菌感染の関係について多施設のデータを集計し検討したので報告する.方法:2008年1月から2010年12月の間に在阪6施設で施行された胆道再建を伴わない肝切除術症例において,術後胆汁漏を来した症例を集計した.胆汁漏の定義は(1)肉眼的なドレーンからの胆汁流出(2)ドレーン排液の総ビリルビン値が血清総ビリルビン値の3倍以上(3)ドレーン排液中の総ビリルビン値が5 mg/dL以上,...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-術後合併症 1

高齢者(80歳以上)に対する肝切除における合併症危険因子の検討
友松 宗史(明和病院・外科)
【はじめに】高齢者は併存疾患が多く,各臓器予備能の低下から,周術期合併症の発生率が高い.なかでも肝切除は,侵襲の大きい領域であり,合併症発生リスクが高い.今回,高齢者(80歳以上)への肝切除術において,合併症の危険因子を明らかにし,周術期管理の注意点,今後の課題を検討した.【対象および方法】2010年1月から2012年12月に当院で肝切除術を受けた患者は339例で,そのうち80歳以上の24例を対象...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-術後合併症 1