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検索結果は7件です。

アシアロSPECT/MDCT融合画像による門脈塞栓術前後の肝容積と機能的肝容積評価の有用性
熊本 宜文(横浜市立大大学院・消化器・腫瘍外科学)
【目的】3D-CT画像により,各門脈枝の支配域の容量評価は可能となったが,機能的肝容量の評価法は確立されていない.本検討ではアシアロSPECTとMDCTの融合画像による門脈塞栓術(PVE)前後の肝容積と機能的肝容量評価の有用性を明らかにすることを目的とした.【対象】PVEを併用した,胆道再建を伴わない肝切除14例を対象とし,PVE前後での残存予定肝容量と機能的残肝容量を比較した.【結果】平均年齢は...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-診断

術前診断に難渋した肝硬化性血管腫の一例
大下 彰彦(廣島総合病院・外科)
肝硬化性血管腫は比較的稀な疾患であり,画像所見が非典型的なものも多く術前診断は困難である.今回われわれは,術前診断に難渋した肝硬化性血管腫の一症例を経験したので報告する.症例は70歳代,男性.2012年7月より右季肋部痛を自覚.同年10月の腹部超音波検査にて肝S7に59×45mm大の周囲に低エコー域を伴う,境界明瞭,辺縁不整,内部不均一なhigh echoic SOLを認めた.Dynamic CT...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-診断

同時性肝転移との鑑別が困難であった多発性肝結核合併大腸癌の一例
福島 大造(岩手県立磐井病院・外科)
症例:72歳 男性 既往歴:糖尿病 前立腺肥大.50歳 難治性肺炎.現病歴:便潜血陽性にて近医より当院紹介.大腸内視鏡検査上,上行結腸に隆起性病変認め,生検上group4であったが,肝にも所見認めたため進行癌が強く疑われ当院紹介.入院時検査所見: WBC 7620/ul Hb14.7g/dL Plt 22.9万/ul T-Bil 0.63 mg/dL AST/ALT 22/21 IU/l LDH...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-診断

腫瘍マーカーとChild-Pugh scoreを用いた新規Staging systemの予後予測因子としての有用性の検討
中川 茂樹(熊本大大学院・消化器外科学)
【目的】肝細胞癌(HCC)における予後予測因子としての新規Staging system(Tumor Marker Staging : TMS)の意義を明らかにする.【方法】2008年10月までにHCCに対して根治的肝切除を行った480例を対象とした.I,AFP>20ng/ml,PIVKA-II>40mAU/ml,AFP-L3>10%を陽性とし,陽性項目の数を点数とした.また,II,Child-Pu...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-診断

Nonalcoholic Steatohepatitis(NASH)肝癌の臨床病理学的検討
日比 泰造(慶應義塾大・一般消化器外科)
【目的】Nonalcoholic Steatohepatitis (NASH)を基盤に発生したと思われる肝癌の臨床病理学的特徴を明らかにする.【方法】2003年から2010年の間に肝切除術を施行した非B型非C型(NBNC)症例のうちNASH肝癌に関して臨床病理学的検討を行う.【成績】肝癌の切除症例は161例.肝背景疾患の内訳はNBNC46例(28.5%),B型43例(26.7%),C型72例(44...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-診断

肝予備能評価のためのICG試験のR値とK値およびGSAシンチとの予測式
志摩 泰生(高知医療センター・消化器外科)
当院では,系統的肝切除の際は,GSAシンチで全肝と残肝の機能容積比から残肝K値を求め,0.05以上を手術安全域としている.ICGは種々の要因で実際の肝予備能と乖離する場合があり,GSAシンチよりR値,K値を予測するのは肝切除の適応や術式を決定する上で重要である.現在,当院では次のGSAシンチで得られたLHL15の値からR値,あるいはK値への予測値をGSAシンチの報告書に記載している.R = 119...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-診断

原発性肝細胞癌と鑑別困難であった肝reactive lymphoid hyperplasia(RLH)の1切除例
池田 匡宏(光生会病院・外科)
[症例]55歳,女性[主訴]肝腫瘤[現病歴]近医にて胆石経過観察中に肝腫瘤を指摘され精査目的に入院となった.[血液生化学検査所見]γ-GTP 177IU/L,HbA1c 7.7%と上昇を認めた.肝炎ウイルスマーカーは陰性,腫瘍マーカーは基準値内であった.ICG K値0.214であった.[画像検査所見]USで肝S7/8深部に19x19mmの境界明瞭な低エコー腫瘤を認めた.造影CTでS7/8に18mm...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-診断