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検索結果は6件です。

腹腔鏡で変わった系統的肝切除の標準的アプローチ
本田 五郎(がん・感染症センター都立駒込病院・外科)
【はじめに】当院では2008年8月より完全鏡視下肝切除を導入し,腹腔鏡独特の尾側からの視野を生かした標準手技を用いて系統的肝切除術を積極的に行ってきた.【標準手技】カメラ用ポートは臍に,肝切device用ポートは季肋下に並べる.Pringle手技用のtourniquetを設置し,術野がdryに保てない場合は間欠遮断する.肝離断には前凝固は行わず,先端で通電(ソフト凝固)可能なCUSAを用いて脈管を...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-鏡視下手術 3

ナビゲーションサージェリー導入による合理的な鏡視下肝切除を目指して
青木 武士(昭和大・消化器・一般外科)
【目的】鏡視下肝切除は,低侵襲手術として標準化へ向けて期待が大きい術式である. しかしながら鏡視下手術の場合,術者は無触覚下で限られた視野の画像を見ながら手術を行わなければならず,高度な手術技術が要求される.かかる点において,鏡視下という特殊環境において外科医を支援する新しいナビゲーションサージェリー(NS)を導入することで,手術技能と視覚的支援を効果的にアシストすることができ,手術の確実性と安全...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-鏡視下手術 3

当科における肝細胞癌に対する腹腔鏡下肝部分/左葉切除術の総括
川野 陽一(日本医大・外科)
(緒言)本邦における鏡視下肝切除術(Lap-H)は, 約10年の歴史を持ち,劇的に発展,普及しているが, 更なる発展のためにも,開腹術との利点,欠点の差を総括する時期が来ている. (対象) 2007年1月~2011年12月に当科施行のHCCに対する肝部分/左葉切除63例(Lap-H:24(Lap),開腹:39例(Open)).(結果(Table1)) LapとOpenでは, 腫瘍径,手術時間では差...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-鏡視下手術 3

肝腫瘍に対する完全腹腔鏡下肝切除術
五十嵐 隆通(群馬大大学院・臓器病態外科学)
<はじめに>2010年より腹腔鏡下肝切除が保険適応となり,徐々に広まりつつある.当科では2010年より腹腔鏡下肝切除を開始し,その後,葉切除や区域・亜区域切除も腹腔鏡下に行うようになったが,現在のところ外側区域切除と部分切除のみが保険適応である.これらの肝切除症例の成績などにつき報告する.<対象と方法>対象はHCC,転移性肝癌,嚢胞腺癌などであった.肝離断には腹腔鏡用のCUSA,EnSealおよび...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-鏡視下手術 3

肝臓の全区域において完全腹腔鏡下区域,亜区域,部分切除を可能とするための手技の工夫-Semiprone, Dual approach, Silicon Irrigatorの有用性の検討
池田 哲夫(九州大・消化器総合外科)
【背景】肝右葉前上区域,後区域での切除は,特に開腹手術との侵襲の差が大きい部位ではあるが,腹腔鏡下では大量出血等の危険が高く適応とされ難い.【目的】左半腹臥位,肋間ポートを用いた経腹・経胸-Dual approach,および我々が開発したSilicon Jacket Irrigator(SJI)の有用性を検討する.【対象】1994年11月~2013年3月までに行った腹腔鏡下肝切除は160例.【結果...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-鏡視下手術 3

発展途上の施設における腹腔鏡下肝切除の現状と課題
須納瀬 豊(群馬大大学院・臓器病態外科学)
<はじめに>当科では2010年より腹腔鏡下肝切除を開始した.始めは腹腔鏡補助下(LA)に,10例目以降は可能であれば完全腹腔鏡下(PL)に肝切除を行っている.現在まで約60例に腹腔鏡下肝切除を行ったが,最近は7割以上の症例がPLないしLAとなっている.<対象と方法>対象はHCC ,CCC ,転移性肝癌などである.当初は部分切除や核出をPLで,系統的切除をLAで行ったが,現在は系統的肝切除も可能なら...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-鏡視下手術 3