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検索結果は4件です。

当院で経験した幽門側胃切除術における有茎空腸間置再建術61例の妥当性とその機能評価
二宮 繁生(有田胃腸病院)
【目的】幽門側胃切除術(DG)における有茎空腸間再建術(DGJI)の手術成績を明らかにし,その妥当性と術後機能を検証する.【方法】DGJIの手技は,術前診断が早期癌の症例には開腹後色素法によるセンチネルリンパ節生検を行い,術中迅速病理検査にてリンパ節転移の有無を検索し,可能な限り迷走神経腹腔枝を温存の上DGを行い,10~12cmの有茎空腸を結腸後に挙上し,胃空腸吻合,空腸十二指腸吻合,空腸空腸吻合...

第55回日本消化器病学会大会胃-その他

胃癌手術のための解剖認識の有用性
金澤 卓(広島市民病院・外科)
[目的]:手術においては,解剖を熟知し,正しい層を剥離することが重要である.しかしながら,それぞれの症例は解剖も異なり,時折,思いがけないピットフォールに陥ることもある.胃癌手術における解剖学変異に対応し,術者助手の注意喚起をきたす目的で,重要な構造物の走行をタイプ別に分類し,手術記録に記載を義務つけることとした.[方法]腹腔動脈の分岐および,副肝動脈の有無について,術前CTから読み取れるものは,...

第55回日本消化器病学会大会胃-その他

消化器外科医が行うESD   消化器外科からの応用,また,ESDから学んだこと
小原 弘嗣(藤枝平成記念病院・外科)
当院では,外科医がESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を施行している.現在では,手技も確立し,施行時間73.5分,一括切除率100.0%,治癒切除率97.5%と成績の向上が認められ,また,再発は1例もなく,良好な成績を治めているので,ESDから学び取ったことも含め報告する.症例は140例で,内訳は,食道癌4例,胃癌37例,胃腺腫26例,大腸癌15例,大腸腺腫36例,その他22例であった.腫瘍の平均径は...

第55回日本消化器病学会大会胃-その他

ICG蛍光法胃癌センチネルリンパ節生検における至適tracer投与量
木南 伸一(金沢医大・一般・消化器外科)
【目的】腹腔鏡手術に適した胃癌センチネルリンパ節(SN)生検法としてICG蛍光法が注目されている.ICG蛍光を検出可能な腹腔鏡(IR scope)の市販に伴い普及が見込まれるが,それには至適なtracer投与法の確立が急務である.教室では以前より,術前日に100倍希釈(50μg/ml)のICGを腫瘍周囲4か所へ経内視鏡的に投与する方法を提唱してきた.経内視鏡色素投与に関し,青系色素では0.2ml ...

第55回日本消化器病学会大会胃-その他