セッション

検索結果は5件です。

胃癌皮膚転移症例の検討
遠藤 俊治(東大阪市立総合病院・消化器外科)
【目的】胃癌の転移再発形式は,腹部大動脈周囲などのリンパ節転移や肝転移,腹膜播種転移が一般的である.皮膚転移は比較的まれであり,その臨床像はあきらかではない.当院で経験した胃癌皮膚転移症例について検討した.【方法】1998年から2012年までの間,当院で皮膚腫瘍に対し生検を行った症例のうち,5例が病理組織学的に胃癌の皮膚転移と診断された.この5例について臨床像を遡及的に調査した.【成績】年齢は中央...

第55回日本消化器病学会大会胃-再発・転移

胃粘液癌における亜分類の臨床病理学的意義
中村 健司(東海大・消化器外科)
『目的』胃粘液癌は胃癌取り扱い規約では一般型に属してはいるがまれな組織型である.また取り扱い規約では構成癌細胞の組織形態により分化型と未分化型に細分することも可能であると記載されている.今回,胃粘液癌を分化型と未分化型に亜分類し,臨床病理学的特徴について比較検討した.『方法』1999年1月から2012年12月までの期間で手術が行われた胃粘液癌は25例であった.男性22例,女性3例,平均年齢61.4...

第55回日本消化器病学会大会胃-再発・転移

スニチニブ投与中に外科的介入を行った再発GIST症例の検討
菊池 寛利(浜松医大・2外科)
【緒言】再発GIST治療は原則イマチニブ(IM)だが,二次耐性が問題.IM耐性GIST治療は原則スニチニブ(SU)だが,さらなる耐性が問題. SU投与中の外科的介入(SI)が考慮されるが,明確なエビデンスはない. 当科の症例を提示し,SU投与中のSIの意義と問題点を検討.【症例】症例1: 60歳,男性.小腸GIST術後多発肝転移,腹膜播種にIM投与し5年後に二次耐性.SU 50mg/日x9コース後...

第55回日本消化器病学会大会胃-再発・転移

胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術後再発症例の検討
安田 貴志(兵庫県立がんセンター・消化器外科)
【目的】胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術が普及しているが,同術式の長期予後について十分なエビデンスはない.今回,胃癌に対する腹腔鏡手術後の再発例を報告し検討を加える.【対象】当院の現時点での腹腔鏡下胃切除術の適応はDGはcStage IBまで,TGはcStage IAまでであり,それ以上のものは適宜臨床試験下で実施している.2年以上の経過観察がなされた,2006年1月から2010年12月までに腹腔鏡下...

第55回日本消化器病学会大会胃-再発・転移

当院におけるHER2陽性胃癌に対するTrastuzumab投与の治療成績
谷口 清章(東京女子医大・消化器外科)
(はじめに)切除不能進行・再発胃癌の予後は不良で,治療成績を向上させるため,主たる治療である新規抗癌剤が求められている.胃癌においてHuman Epidermal Growth Factor Receptor 2(以下HER2)の過剰発現が17~19%にみられことより,HER2タンパクに特異的に結合するTrastuzumabによる分子標的治療の臨床試験が行われ,HER2陽性の切除不能進行・再発胃癌...

第55回日本消化器病学会大会胃-再発・転移