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検索結果は6件です。

conversion surgeryを施行したStageIV胃癌症例
萩野 茂太(黒部市民病院・外科)
【目的】H1・P1・CY1の非治癒因子を有するStageIV胃癌症例は予後不良であり,ガイドライン上も治療法としての統一したコンセンサスがない状況である.一般にchemotherapyが第1選択となる症例が多いが,奏功率上昇とともに根治切除可能例も徐々に増加している.今回,当院においてStageIV胃癌症例に対する集学的治療としてconversion surgeryを施行した症例について検討した....

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 2

S-1+CDDPによる切除可能進行胃癌に対する術前化学療法の検討
井上 昌也(常滑市民病院・外科, 市立半田病院・外科)
【はじめに】一般的に予後不良とされる根治切除可能進行胃癌に対する術前化学療法は,臨床試験を中心に行われつつあるが,明確なエビデンスはない.今回我々は,十分なinformed consentの下に施行した術前化学療法の安全性と有効性につき検討したので報告する.【対象】2010年から2013年に当院で施行した高度進行胃癌患者14例を対象とした.S-1+CDDP併用療法による術前化学療法を2コース施行し...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 2

S-1+CDDP療法が著効し根治切除可能となったStage4胃癌の2例
能登 正浩(公立松任石川中央病院・外科)
(症例1)75歳,女性.全身倦怠感・心窩部不快感を主訴にして来院.前庭部の巨大な3型胃癌であり,術前のPET-CTで原発巣と傍大動脈~左鎖骨下リンパ節に転移を疑うFDG集積を認めた.根治切除は困難と判断しS-1+CDDP療法(S1:80mg/m2, day 1- 21, CDDP:60mg/m2, day 8)を3クール施行した.効果判定目的に施行したPET-CTにて原発巣およびリンパ節へのFDG...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 2

進行胃癌に対する根治を目指したConversion therapy
佐伯 浩司(九州大・消化器総合外科)
【はじめに】全身化学療法が進歩し,切除不能進行胃癌におけるconversion therapyという概念が確立されつつある.初診時に根治切除不能と判断し,化学療法後に根治術を施行しえた切除不能進行胃癌の治療経過を検討した.【対象と方法】2011年4月から2012年9月までに全身化学療法後に根治切除を施行した進行胃癌8例(男性4例,女性4例,平均63歳)を対象とした.化学療法の内容や根治切除の時期,...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 2

分子標的治療薬の投与により長期生存を得た再発GISTの一例
鍋島 一仁(東海大・消化器外科)
症例は40歳台男性 2002年8月会社健診にて胃粘膜下腫瘍指摘.2003年4月増大傾向認め当院受診.2003年6月下旬,胃粘膜下腫瘍の診断にて胃部分切除術施行. 病理組織学的検査結果はc-kit +, CD34 +より Gastrointestinal stromal tumor (GIST),大きさは40mm大でMitosis 150/50 HPFより高リスクGISTと診断された.術後,約3年後...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 2

手術後の癌遺残(R1,R2)症例に対する併用補助療法の成績
根本 洋(昭和大藤が丘病院・外科)
【はじめに】ACTS-GCでは,胃癌D2術後のTS-1補助療法の有用性が報告されたが,Stage IIIBには示せなかった.同試験の適格症例は根治度A,Bの術後であり,C症例は除外されている.つまり,旧規約の根治度C, 現規約のR1,R2術後症例の標準的な化学療法はない.当科では通常のD2を目的とした手術後の結果として,癌の遺残がある(R1,2)場合,TS-1を含んだ併用療法(レンチナン(以後LN...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 2