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検索結果は6件です。

胆嚢摘出後に偶然発見された胆嚢癌症例の検討
関 崇(安城更生病院・外科)
【背景と目的】画像診断の進歩に伴い進行胆嚢癌の多くは術前に診断されるが,胆嚢結石症などの診断で胆嚢摘出術を行い,術後に偶然胆嚢癌と診断される頻度は約1%と報告されている.追加切除の必要性について,胆道癌診療ガイドライン第1版ではm,mpで断端陰性なら追加切除は不要だが,ss以深なら考慮する(推奨度C1)に留め,コンセンサスが得られていない.そこで当院で偶然発見された胆嚢癌症例について検討し,臨床病...

第55回日本消化器病学会大会胆道-手術治療

十二指腸乳頭部腫瘍の治療戦略における縮小手術の位置づけ
小泉 大(自治医大附属病院・消化器・一般外科)
【背景】十二指腸乳頭部腫瘍の腺腫やm癌に縮小手術が行われている.内視鏡的乳頭切除術の術後合併症や切除断端の点から,我々は経十二指腸的乳頭切除術(transduodenal papillectomy, TDP),経腹腔的乳頭切除術(transabdominal papillectomy, TAP),膵温存十二指腸分節切除術(pancreas-sparing duodenectomy, PSD)を報告...

第55回日本消化器病学会大会胆道-手術治療

膵・胆管合流異常症に合併した胆道癌症例の検討
篠崎 健太(神戸大・肝胆膵外科)
【緒言】膵・胆管合流異常症では膵液胆管逆流現象が見られるため胆道発癌の危険因子と考えられている.腹痛が診断契機となる症例がある一方で,無症状で経過し胆道癌を合併した状態で診断される症例も多い.当科で経験した膵・胆管合流異常症例における胆道癌合併症例について検討した.
【対象と方法】1998年~2012年の間に当科で治療を行った膵胆管合流異常症例55例中,胆道癌を合併していた22例(40%)に...

第55回日本消化器病学会大会胆道-手術治療

Incidental Gallbladder Cancerの臨床病理学的検討
天神 和美(聖マリアンナ医大・消化器・一般外科)
【はじめに】良性の診断で胆嚢摘出術を施行したが,術後病理で胆嚢癌と診断される場合が稀にあり,臨床上問題となることがある.我々が行っている治療方針を評価する目的で,当院で経験したIncidental Gallbladder Cancer症例の臨床病理学的検討を行った.【対象と方法】2008年から2012年までに当院で施行した胆嚢摘出術症例806例中,病理組織診断で胆嚢癌と最終診断された19例(2.3...

第55回日本消化器病学会大会胆道-手術治療

HyperEye Medical Systemが有用であった胆嚢癌の1切除例
土橋 洋史(国保小松市民病院・外科)
【はじめに】HyperEye Medical System(以下,HEMS)は近赤外蛍光を利用した血管,リンパ管,リンパ節のイメージング装置であり,カラーと白黒蛍光画像の2方式蛍光撮影が可能である.カラー蛍光画像でターゲットとなる組織と周辺組織との位置関係が視認でき,補助照明灯用の白色LEDを装備しているため,無影灯がなくても手術操作が可能である.今回,HEMSが切除範囲の決定に有用であった胆嚢癌...

第55回日本消化器病学会大会胆道-手術治療

高度血管浸潤と肝門浸潤をきたした肝内胆管癌に対し肝右3区域尾状葉切除術,下大静脈人工血管置換術,左肝静脈再建術を施行した1例
平谷 清吾(横浜市立大・消化器・腫瘍外科)
症例は54歳女性.健診で施行した腹部超音波検査で肝腫瘤を指摘された.精査加療目的で前医を受診した.下大静脈浸潤を伴う肝内胆管癌の診断で非切除の方針となり,塩酸ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法を施行された.しかし腫瘍の増大傾向を認めたため初診から4ヶ月後に当科を紹介受診した.腹部CT上,7cm大の肝部下大静脈浸潤および肝門浸潤を伴う肝内胆管癌と診断した.下大静脈合併切除人工血管再建,左肝静脈合併...

第55回日本消化器病学会大会胆道-手術治療