セッション

検索結果は6件です。

局所進行膵癌に対する集学的治療戦略:GS療法・化学放射線療法後の切除の意義と適応
元井 冬彦(東北大病院・肝胆膵外科)
【背景】動脈接触を伴う進行膵癌は切除が困難・高侵襲であり,切除できた場合も予後不良である.切除に組み合わせた化学療法・放射線治療(CRT)が期待されるが,その意義・適応は明らかでない.
【目的】動脈接触所見を呈する進行膵癌に対する治療成績から,最適な治療戦略を考察.
【対象】画像上,遠隔転移がなく2006-12年に当科で治療した膵癌269例のうち,主要動脈(上腸間膜動脈, 腹腔動脈, ...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-集学的治療 2

局所進行膵癌に対する化学放射線治療とadjuvant surgeryの意義
江口 英利(大阪大大学院・消化器外科学)
【目的】局所進行膵癌症例(Borderline Resectable [BR]およびUnresectable [UR])では,強力な局所治療を行うことにより切除可能(Resectable [R])となることや,R0切除率の上昇,切除後局所再発率の低下が期待されている.しかし結合組織に富む膵癌では,画像上は縮小効果が判然としないことも多く,切除(adjuvant surgery)に踏み切る症例の選別...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-集学的治療 2

Borderline resectability(BR)膵臓癌に対する術前化学放射線療法を組み合わせた治療戦略
高野 公徳(東京医大八王子医療センター・消化器外科・移植外科)
【はじめに】我々は,NCCN guidelineが定めるunresectable(NCCN UR)と考え得る上腸間膜動脈や腹腔動脈に進展した膵癌も遠隔転移さえなければBRと考え,術前化学放射線療法(NACR)と切除を組み合わせた治療を施行してきたので報告する.【対象】2010年6月から現在までにNACRを施行した当科におけるBR膵癌13例(膵頭部10例,膵体部癌3例).【方法】術前にgemcita...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-集学的治療 2

進行膵体尾部癌に対する腹腔動脈合併尾側膵切除 -術前化学療法の意義-
吉富 秀幸(千葉大・臓器制御外科)
【目的】膵体尾部癌は容易に腹腔動脈などの主要血管へ浸潤をきたすことがあり,予後不良の疾患である.我々はこれまで,このような症例に対しても積極的に腹腔動脈合併尾側膵切除術(DP-CAR)を適応し,治療成績の向上を目指してきた.本研究ではDP-CAR症例をretrospectiveに検討し,これらの症例における術前化学療法の意義を中心に検討した.
【対象】当院で2004~2012年までにDP-C...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-集学的治療 2

局所進行膵体部癌に対する術前化学放射線療法+腹腔動脈合併膵体尾部切除術の治療成績
谷口 浩一(横浜市立大・消化器・腫瘍外科)
【背景】教室では局所進行膵体尾部癌に対する新たな治療ストラテジーとして,2008年より術前化学放射線療法を前提として腹腔動脈合併膵体尾部切除術(DP-CAR)を施行している.【目的】局所進行膵体部癌に対する術前化学放射線療法+腹腔動脈合併膵体尾部切除術の治療成績を検討する.【対象と方法】2008年から2012年12月までにCTで脾動脈根部周囲の浸潤を疑った9例に対し,術前化学放射線療法としてTS-...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-集学的治療 2

進行膵癌の治療戦略:化学療法奏功例に対する局所療法付加の意義
和田 慶太(帝京大・外科)
【目的】我々はこれまで局所進行膵癌に積極的に手術先行治療として動脈門脈合併切除を行い,その成績を報告してきた(JHBPS 2009).2001-2010年に動脈合併切除が並施された進行膵癌24例の成績はMST 11.2ヶ月,1生率41.7%(大部分が早期遠隔転移再発)と不良であったが,5例の3年生存(うち3例は5年生存)が得られた.この結果より,2010年以降は化手術先行治療から化学療法先行治療に...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-集学的治療 2