セッション

検索結果は5件です。

食道癌術後肺炎のリスクとサイトカイン遺伝子多型との関連
坂本 和彦(山口大大学院・消化器・腫瘍外科学)
食道癌術後の肺炎は致命的となる場合もあり,周術期管理の徹底,手術の低侵襲化を行っているが依然その頻度は高い.今回,サイトカイン遺伝子多型(以下,多型)を測定し,食道癌術後のサイトカイン産生と肺炎リスクとの関連を検討した.【対象】1997年から2011年までの間の食道癌手術(右開胸開腹食道亜全摘胃管再建術)を施行した165例.【方法】対象患者のDNAよりTNFα(-1031C/T),IL-1β(-5...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-その他 3

食道扁平上皮癌における分化制御microRNAの発現と役割
奥村 知之(富山大大学院・消化器腫瘍総合外科学)
【背景】我々はマイクロアレイを用いた解析により食道癌幹細胞の分化制御に関わる候補分子としてmiR-203を同定した.【目的】食道扁平上皮癌におけるmiR-203の発現とその役割について検討する.【方法】はじめに臨床病期2または3食道扁平上皮癌症例20例についてmiR-203の発現をマイクロアレイを用いて検出した.つぎに食道癌細胞株(KYSE)にmiR-203強制発現ベクターを導入し安定発現株を作成...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-その他 3

血清p53抗体によるBarrett食道腺癌スクリーニングの可能性
島田 英昭(東邦大・一般・消化器外科)
【背景と目的】p53分子異常は,Barrett食道腺癌で最も頻度の高い分子異常である.我々が開発した血清p53抗体検査法はp53分子異常を数値化してモニタリングできる簡便な血液検査であり食道癌診療に応用されているがBarrett食道腺癌のデータはほとんどない.そこで,PUBMED検索によるBarrett食道腺癌の報告ならびに,胃腺癌・食道扁平上皮癌の解析データから血清p53抗体によるBarrett...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-その他 3

食道癌術前化学療法におけるエレンタールゼリー投与の有用性の検討
塩崎 敦(京都府立医大・消化器外科)
【諸言】JCOG9907の結果,Stage II・III食道癌症例では5FU+CDDPによる術前化学療法によって全生存期間が改善することが示された.一方,その副作用である口内炎・嘔気・食思不振などによる栄養障害は術後経過に影響を及ぼす可能性があり,術前栄養管理の重要性が示唆される.我々は食道癌術前化学療法施行症例を対象とし,エレンタールゼリーを用いた術前栄養管理に関する無作為化比較試験を行っており...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-その他 3

免疫調整流動食MHN-02を用いた食道癌周術期栄養管理
山辻 知樹(川崎医大・総合外科学)
【目的】侵襲の大きい消化器癌周術期管理では,高血糖や重症感染症等の合併症に難渋する.我々はこれまでパラチノースを主糖質源とした流動食MHN-01(Inslow:インスロー)の血糖抑制効果,脂質代謝改善効果を動物実験にて示し,食道癌周術期における有用性を示すために臨床試験を行った.MHN-01で得られた基礎から臨床試験の知見をもとに,同じくパラチノースを糖質源として開発された免疫調整流動食MHN-0...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-その他 3