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検索結果は6件です。

POEMは難治性逆流性食道炎併発の予防のために, 噴門形成術の追加を必要とするか?
塩飽 洋生(福岡大・外科)
【はじめに】食道アカラシアに対する根治治療はHeller筋層切開術と経口内視鏡的筋層切開術(Per-Oral Endoscopic Myotomy:POEM)である.Heller筋層切開術では, 高い治療効果が得られる半面, 術後に難治性の逆流性食道炎を併発するために, 噴門形成術の追加が行われてきた. 一方POEMでは, 解剖学的にHis角を温存できるため, 術後の難治性逆流性食道炎の併発が少な...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 1

高齢者に対する腹腔鏡下逆流防止術の検討
野村 務(日本医大・消化器外科)
<目的>腹腔鏡下逆流防止術(LARS)は適応があっても実際に手術を行うか判断に迷うことが多い.とくに高齢者においては慎重に手術の可否を決定する必要がある.当施設にて経験した高齢者食道裂孔ヘルニア手術症例を検討した.<症例>2007年1月から2013年2月までの間に当施設にてLARSを施行された24例(平均年齢61歳)のうち75歳以上の9例(男性5例,女性4例,平均年齢80歳)が対象.食道裂孔ヘルニ...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 1

液体逆流と気体逆流に対する腹腔鏡下逆流防止手術 (LARS)の逆流防止効果
矢野 文章(東京慈恵会医大・消化管外科)
【目的】24時間多チャンネルインピーダンス・pHモニタリング (MII-pH)により,胃食道逆流症 (GERD)の質的逆流評価が詳細に行えるようになってきた.今回,MII-pHを用いてLARSの治療効果について検討した.【方法】2008年6月から2013年2月までにLARSを施行し,かつ手術前後にMII-pHを施行したGERD患者29人 (男性;21人,平均年齢;51.3歳, NERD;13人)を...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 1

食道ブジー挿入にて安全に憩室切除が可能であった咽頭食道憩室(Zenker憩室)の1例
萩原 信敏(日本医大・外科)
【はじめに】食道憩室は消化管憩室の中でも発生頻度が低く,咽頭食道憩室(Zenker憩室)は食道憩室のなかでも特に少ないとされる.Zenker憩室の治療に関してはいくつかの方法があるが,本邦では外科的な憩室切除術が最も多く報告されている.憩室切除術において憩室切断の際は憩室壁をできる限り残さず,また残存食道に狭窄をきたさないように憩室を根部で処理することが肝要である.今回,我々は外科的治療の際の憩室...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 1

アカラシアの病態と手術成績に及ぼす性別の影響
坪井 一人(東京慈恵会医大・外科)
【背景】アカラシアは下部食道括約筋の弛緩不全によるつかえ感や胸痛を主症状とする一次性食道運動機能障害の代表的疾患であり,中年層に多く性差はない.内視鏡的拡張術や手術療法が有効的治療法であり,現在,腹腔鏡下Heller-Dor手術(LHD法)が標準術式として定着している.これまでに様々な観点から病態や手術成績の検討がなされているが,比較的稀な疾患であるために多数例での報告は少なく,性別の観点から病態...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 1

メッシュを使用した腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア修復術の治療成績
小村 伸朗(東京慈恵会医大・消化管外科)
【背景】腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア修復後の再発危険因子は,5cmを超える滑脱型食道裂孔ヘルニアと混合型食道裂孔ヘルニアであることをこれまでに報告してきた.2011年2月以後,上記のヘルニアもしくはBMI 28.0以上を満たす症例にメッシュを用いた修復術を施行することとした.【目的】食道裂孔ヘルニアに対するメッシュを用いた腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア修復術の治療成績を検討した.【対象と方法】2011年2月...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 1