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検索結果は4件です。

胸部食道癌に対する腹臥位胸腔鏡下食道切除,腹腔鏡下胃管作製術
久保 尚士(大阪市立大大学院・腫瘍外科学)
切除可能胸部食道癌に対する標準治療は,リンパ節郭清を伴う食道切除である.しかし同術式は,他の消化器癌手術と比較して,術後合併症や治療関連死亡率が高いと報告されており,近年,その低侵襲化を図るために,胸腔鏡下食道切除(VATS-E)が普及してきた.我々の施設も2000年に同法を導入し,現在までに140例を施行してきた.VATS-Eは従来,左側臥位で行なってきたが,2010年からは,二酸化炭素気胸下に...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 5

これからの標準手術となりうるべき胸腔鏡下食道癌手術
李 栄柱(大阪市立大大学院・消化器外科学)
【はじめに】食道癌に対する手術は,開胸術においても難易度の高い手術であるが,それを鏡視下で行うにはより難易度の高い手術となる.しかし近年,鏡視下手術の普及,発展に伴って食道癌に対する鏡視下手術が年々増えてきており,日本内視鏡外科学会の2012年の集計報告では年間約1246例と約1/4近い症例において食道癌に対する鏡視下手術が行われている.鏡視下手術の利点には体壁破壊の軽減による低侵襲化とcosme...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 5

食道癌,術前化学療法後の再発経過と再発後のNedaplatin+Docetaxel療法の検討
鈴木 邦士(がん・感染症センター都立駒込病院・外科)
【目的】食道癌術後の再発ではその予後は1年前後であり,その治療は確立されていない.特に,5FUを主体とする術前化学療法(Neoadjuvant chemotherapy;NAC)は標準治療となった状況下で,その後の再発に関しては予後,治療など未だ確立されていない.当科では,Stage II,III食道癌に対してFAP療法によるNACを標準治療とし,その再発症例に対しては2nd lineとしてNed...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 5

食道癌周術期における頻脈性不整脈に対する塩酸ランジオロールの有用性
丹羽 由紀子(名古屋大大学院・消化器外科学)
【目的】頻脈性不整脈は食道癌周術期でしばしばみられる合併症である. 当科はこれまでCa拮抗薬,ジソピラミド,ジギタリス製剤を組み合わせて治療を行ってきたが, 2012年より短時間作用型β1ブロッカーである塩酸ランジオロールを使用開始したので, 従来の治療薬とランジオロールを比較し頻脈性不整脈に対する治療効果を検討する. 【対象と方法】2007年4月から2013年3月までの6年間に施行した右開胸食癌...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 5