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検索結果は6件です。

マウス腸炎モデルの骨質低下に対する成分栄養療法の抑制作用・1-IL-10KO自然発症マウスによる検討-
池上 由佳(味の素製薬(株)・創薬研究センター)
【目的】クローン病における骨質の低下は約50%に認められるとされ,QOLの観点から問題と考えられる.しかしながら,そのメカニズム解析および骨質低下に対するIBD治療薬の作用については未だ十分に検討されていない.我々は,IL-10KO自然腸炎発症マウスが腸炎発症による骨質低下メカニズム解明に適切なモデルであることを見出し,本モデルに対する「エレンタール」(ED)の腸炎および骨質低下に対する作用を明ら...

第55回日本消化器病学会大会大腸(クローン病1)

マウス腸炎モデルの骨質低下に対する成分栄養療法の抑制作用・2 -IL-10KO T細胞移入腸炎モデルによる検討-
檀上 景子(味の素製薬(株)・創薬研究センター)
【目的】クローン病における骨質の低下は約50%に認められるとされ,QOLの観点から問題と考えられる.IL-10KOマウスでは腸炎の発症に伴い骨質の低下を示すことが報告されているが,本モデルでは長期間の観察が必要かつバラツキが大きく,治療薬等の評価が難しい.我々は,短期間で腸炎の発症を認めるIL-10KO T細胞移入モデル(IL-10KOTTM)で骨質低下を示すことを見出し,「エレンタール」(ED)...

第55回日本消化器病学会大会大腸(クローン病1)

クローン病に対するアダリムマブの短期および中期治療成績
松下 勝則(東北大・消化器病態学)
【背景・目的】クローン病(CD)の難治例に対する寛解導入および維持療法としてAdalimumab(ADA)が登場し,治療成績の向上が期待されているが,本邦における報告は多くない.現時点ではInfliximab(IFX)が効果不十分の場合に使用されていることが多く,海外の治療成績と比較して劣る可能性がある.そこで,CDに対するADAの治療効果(改善率・寛解率,ステロイド減量効果)を検討することを目的...

第55回日本消化器病学会大会大腸(クローン病1)

IBDに対するinfliximab時間短縮投与の安全性についての検討
佐藤 剛司(山形大附属病院・光学医療診療部, 山形大・消化器内科)
【目的】クローン病(以下CD), 潰瘍性大腸炎(以下UC)に対しするinfliximab(以下IFX)の良好な治療成績が多数報告されている. 2時間以上で投与することが指示されていたが, 2012年5月より, 副作用が認められない症例において, 点滴速度が1時間当たり5mg/kgを超えない範囲で時間短縮(以下時短)が適用された. 今回時短投与の安全性について検討したので報告する. 【方法】IFXの...

第55回日本消化器病学会大会大腸(クローン病1)

クローン病手術例の術前栄養管理:有用性と限界
高橋 賢一(東北労災病院・大腸肛門病センター)
[目的]クローン病(CD)手術例では低栄養を呈することが多いため術前の栄養管理が重要となる.完全静脈栄養(TPN)や経腸栄養(ED)が行われるが,その有用性と限界を明らかとするため本検討を行った. [方法]2007年~2012年までのCD手術例のうち,術前に2週間以上の絶食とTPNまたはEDを行った32例を対象とした.入院時から手術直前までの血液生化学的栄養指標の推移を調査し,病型や手術適応などの...

第55回日本消化器病学会大会大腸(クローン病1)

当院におけるクローン病患者に対する生物学的製剤の使用成績
細谷 浩介(聖マリアンナ医大・消化器・肝臓内科)
【目的】本邦において, クローン病患者数は年々増加を示し, 2009年度の医療受給者は3万人を超えている. 一方, 完治させる治療法は現時点ではなく, できる限り長期間の寛解維持を目標にしている. その中で, 生物学的製剤の導入により, 患者QOLは飛躍的に高まったといえる. しかしながら, その使用方法に関しては様々な検討が行われているが, 一定の見解は得られていない. 当院においても, クロー...

第55回日本消化器病学会大会大腸(クローン病1)