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検索結果は6件です。

潰瘍性大腸炎患者に対する亜鉛,カルノシンを含有したポラプレジンク注腸治療の有効性についての検討
板垣 宗徳(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
背景;潰瘍性大腸炎(以下UC)では,炎症が消退しても粘膜の改善が乏しければ症状の改善は乏しいことから,粘膜を速やかに修復させることが重要である.亜鉛は損傷粘膜に対しての粘膜修復の効果が実証され,胃潰瘍をはじめとした粘膜損傷部位に特異的に付着し,薬理効果を発揮することがラットを用いた研究でも証明されている.そこで,我々は創傷治癒促進作用,抗炎症作用,抗酸化作用などの生理活性を有する亜鉛とL-カルノシ...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎4)

潰瘍性大腸炎,クローン病関連腫瘍の臨床的検討
松下 正伸(名古屋大・消化器内科)
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)関連大腸癌,クローン病(CD)関連小腸癌・大腸癌・痔瘻癌は,IBD患者の生命予後を規定する重要な因子である.そこで,IBD関連腫瘍の発見契機,サーベイランスの現状,予後などについて検討した.【対象と方法】UC関連大腸癌28例,CD関連の小腸癌2例と大腸癌及び痔瘻癌5例を対象とし,臨床像ついて検討した.【結果】UC関連腫瘍は,発癌時年齢49.3±14.4歳,UCの罹患期間...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎4)

シクロスポリン持続静注療法を施行した重症潰瘍性大腸炎患者の長期予後予測式の策定
勝野 達郎(千葉大・消化器内科)
【目的】我々はシクロスポリン持続静注療法(CYA)を施行した重症潰瘍性大腸炎(UC)患者の短期予後予測式(endpoint:3ヶ月以内の手術)を初めて報告した(APT 2012).しかし,長期予後予測式は未だ知られていない.【方法】対象は2004年10月から2011年3月まで当院にてCYAを施行した重症UC患者(Lichtiger score≧10)52症例のうち,3ヶ月以内に手術を施行されず2年...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎4)

潰瘍性大腸炎に併発した大腸癌の臨床的背景に関する検討
内山 和彦(京都府立医大・消化器内科)
【目的】潰瘍性大腸炎において遷延する炎症や,それに伴って繰り返される粘膜の再上皮化はcolitic cancer発症の危険性を増加させることが報告されている.今回,当院での潰瘍性大腸炎(UC)患者を背景とした大腸癌の経過をまとめ,UCのサーベイランスにおける注意点を検討した.【対象・方法】対象は過去5年間で1年以上の通院歴がある当院消化器内科外来通院中のUC患者234例とし,大腸癌を発症した症例に...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎4)

重症・劇症潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ・タクロリムスの短期治療成績
石田 哲也(大分赤十字病院・消化器内科)
[目的] 劇症・重症,ステロイド依存例・抵抗例の潰瘍性大腸炎(UC)治療にはインフリキシマブ(IFX),タクロリムス(TAC),シクロスポリンなどが用いられるがその位置づけは明確でない.当科において劇症・重症UC患者に対する短期の治療成績を遡及的にまとめ,IFXとTACで比較ので報告する[対象と方法] 対象は2004年9月から2012年12月までの間にIFXまたはTACが投与された劇症・重症の潰瘍...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎4)

当院における潰瘍性大腸炎手術症例の検討
桂田 武彦(北海道大・消化器内科)
【目的】近年潰瘍性大腸炎の内科治療は進歩が著しく,難治例でも手術回避可能な症例が出てきた.一方で,腹腔鏡手術の進歩も進んでおり,潰瘍性大腸炎に対しても侵襲の少ない手術が可能になってきており,手術に踏み切るタイミングについて考え方が少し変わってきているように思われる.近年の当院での潰瘍性大腸炎手術症例についての傾向について調査した.【方法】2001年1月から2013年3月までの期間に当院で手術を受け...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎4)