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検索結果は6件です。

潰瘍性大腸炎の寛解導入において顆粒球吸着除去療法(G-CAP)はどのような症例に有効か?
濱中 紳策(社会保険船橋中央病院・内科)
【目的】潰瘍性大腸炎(以下UC)の寛解導入においては,5-aminosalicylic acid(以下5-ASA)製剤,ステロイド投与が主流であるが,ステロイドの全身投与は副作用が問題となり,より副作用の少ない治療が求められている.その現状を踏まえ,副作用の少ない治療法として注目されている顆粒球吸着除去療法(以下G-CAP)により,ステロイドの全身投与なしに寛解導入できた症例の特徴を評価した.【方...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎7)

tacrolimusおよびinfliximabの効果比較からみた難治性潰瘍性大腸炎における両薬剤の使い分け
川上 瑶子(東北大・消化器病態学)
【目的】難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対する内科治療としてtacrolimus(Tac)とinfliximab(IFX)があるが,両薬剤の使い分けは確立していない.Tacはより迅速な寛解導入が図れるもののトラフ値の調整が煩雑であり,投与期間の縛りからチオプリン製剤へ移行することが多い.そのためチオプリン製剤未投与例や入院治療を要する中等症以上の症例ではTac,チオプリン製剤投与中で外来治療が可能な中...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎7)

若年発症潰瘍性大腸炎の臨床像
山本 章二朗(宮崎大・消化器血液学)
【はじめに】近年著増している潰瘍性大腸炎(UC)では,以前より低年齢発症の症例に遭遇する機会も増えている.都市圏では,低年齢発症UCは小児消化器専門医が診療にあたることが多いと思われるが,都市圏以外では消化器内科医が診療しているケースも少なくないと思われる.このため,今後増加すると思われる若年発症UCの臨床像を知っておく必要があると思われる.このため,若年者UCの臨床像について検討した.【対象】1...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎7)

Effect expectation factor of the tacrolimus therapy in the ulcerative colitis
伊藤 亜由美(東京女子医大)
【目的】当院にて難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対しタクロリムス(TAC)を投与した症例を臨床的寛解群と非寛解群に群別し,TAC投与による効果予測因子の検討を目的とした.【対象と方法】2010年2月~2013年3月までにTACを投与した29例を対象とし,臨床的寛解群24例(男性12例 女性12例),非寛解群5例(男性5例 女性0例)を対象とした.TAC投与は絶食下または食前に行い,通常1回投与量を0....

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎7)

当院の外来タクロリムス治療の有効性と安全性についての検討
有光 晶子(インフュージョンクリニック)
【目的】タクロリムスは,手術適応となるようなステロイド依存性,抵抗性を示す難治性活動期潰瘍性大腸炎(UC)においても有用性が認められている.当院におけるタクロリムス治療の有効性を検討し,外来でのタクロリムス治療の安全性についても検討した.【方法】当院でタクロリムス治療を行ったUC11例について,患者背景,寛解導入率やステロイド離脱率,副作用内容を後ろ向きに調査し,有効性・安全性について検討した.タ...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎7)

難治性潰瘍性大腸炎における手術必要性予測因子の検討:便中炎症マーカーの有用性
山本 隆行(四日市社会保険病院・IBDセンター)
【目的】難治性潰瘍性大腸炎(UC)の治療においては,薬剤療法の限界を判断して適切な時期に手術を行う必要がある.治療経過中に手術必要性を示唆する客観的なマーカーがあれば有用である.本研究では,難治性UCにおける手術必要性予測因子を検討した.【方法】対象は,最近当院にてステロイド依存性・抵抗性のために免疫調整薬や生物学的製剤の治療を要する中等症・重症のUC患者60人(平均年齢39歳,男性:女性36:2...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎7)