セッション

検索結果は7件です。

大腸粘液癌の臨床病理学的検討
田畑 拓久(がん・感染症センター都立駒込病院・消化器内科)
【目的】大腸粘液癌は稀な組織型で、一般に予後不良とされている。今回我々は、粘液癌と高・中分化型腺癌を比較検討することにより、大腸粘液癌の臨床病理学的特徴を明らかにすることを目的とした。【方法】2006年4月~2009年6月までに当院で外科的に切除された粘液癌(muc;以下Muc群)49病変と高・中分化型腺癌(tub1/tub2/pap;以下D群)671例700病変を対象とし,年齢・性別,占拠部位,...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍3

当院における大腸低分化腺癌の検討
香田 正晴(鳥取大・機能病態内科)
大腸癌は、殆どが分化型癌であり、低分化腺癌、印環細胞癌などの未分化型癌は比較的稀である。特に低分化腺癌の頻度は全大腸癌の1~8%とされ、診断時にはすでに進行癌であることが多い。【対象】2008年1月から2010年12月に当院で外科的に切除された大腸癌221例中の低分化腺癌21例(9.5%)を対象とし、年齢・性・既往歴・家族歴・飲酒歴・喫煙歴・腫瘍占拠部位・大きさ・肉眼型・深達度・低分化型以外の成分...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍3

大腸癌に対するFDG-PET/CT検査の有用性
武藤 修一(苫小牧市立病院・消化器科, 北海道大大学院・薬学研究院臨床病態解析学)
【目的】当院で、FDG-PET/CT(以下PET/CT)検査が施行されて、術後病理所見まで確認できた大腸癌症例について、検出能、リンパ節転移の検出能と集積の程度を示すSUV max値の意義、大腸癌診断にPET/CTは有効であるかについて検討した。【方法】H18年10月から、平成22年10月までの当院でPET/CT検査を施行した大腸癌手術症例151症例(男性79例、女性72例、平均年齢68.2歳(3...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍3

BMI階層化による大腸腺腫およびaberrant crypt fociの比較検討
高橋 宏和(横浜市立大・消化器内科)
【目的】大腸がんのリスクファクターとして肥満および内臓脂肪型肥満は確実な因子である. 肥満の指標には体重, BMI, 内臓脂肪面積などが用いられているが, 本検討ではBMIによる大腸腺腫および直腸aberrant crypt foci (ACF)の比較検討を目的とした.【方法】2004年から2011年まで当院で下部消化管内視鏡検査を行った973例を対象とした.これらをBMIにより <18.5, 1...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍3

肥満と大腸癌局在の関係:非高齢男性では肥満は右側結腸癌のリスクが高まる
岡本 真(JR東京総合病院・消化器内科)
【背景】 WHOやWCRFのレポートにあるように、肥満は大腸癌の確実な危険因子である。一方、我々は年齢や性別により大腸癌局在が異なることを報告してきた。そこで肥満と大腸癌局在とに関連があるか、retrospectiveに検討した。【対象】 2006年4月から2010年12月までに行った大腸内視鏡検査10,195件の中から大腸癌395例が診断された。このうち肥満度BMI不明を除いた385例を対象とし...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍3

内視鏡的大腸ポリープ切除後の検査間隔に影響するリスクファクターの検討
大久保 秀則(茅ヶ崎市立病院・消化器内科, 横浜市立大附属病院・消化器内科)
【目的】 大腸癌の罹患率および死亡率は年々増加しており、早期発見を目指したサーベイランスが重要視されている。高リスク群である内視鏡的ポリープ切除後においては、特にサーベイランスが肝要であるが、その間隔やリスクファクターを検討した本邦発の研究は少ない。本研究では内視鏡的ポリープ切除後の大腸ポリープ再発におけるリスクファクターを検討した。【方法】茅ヶ崎市立病院にて2008年1月~12月に内視鏡的ポリー...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍3

直腸LSTに対するESDの治療成績から考察したその治療方針
吉田 直久(京都府立医大・消化器内科, 市立奈良病院・消化器肝臓病センター)
【背景】直腸は排便機能に大きく関わる臓器であり同部の腫瘍に対する内視鏡治療の役割は大きい.一方で大腸ESDの登場によりEMRでは切除困難とされる大きな大腸腫瘍の内視鏡切除が可能となった(Yoshida N, Naito Y et al. World J Gastroenterol 2010).本研究では直腸LSTに対するESDの治療成績を検討しその治療方針について考察を行う.【方法】2006年11...

第53回日本消化器病学会大会大腸-腫瘍3