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検索結果は7件です。

アザチオプリン/6-メルカプトプリン投与時におけるTaqMan probeを用いたチオプリン体代謝酵素一塩基多型の迅速診断法
大崎 理英(滋賀医大・消化器内科)
【背景】近年、炎症性腸疾患患者に対するアザチオプリン(AZA)/6-メルカプトプリン(6-MP)といった免疫調節剤の使用頻度が増し、その副作用の白血球減少が重要視されている。AZA/6-MP使用による白血球減少頻度は欧米人に比べアジア人で極めて高く、本邦における投与量は欧米に比較して低く設定されている。我々はその原因がMRP4,TPMT,ITPaseといったチオプリン体代謝酵素の一遺伝子多型(SN...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎1

う蝕病原性口腔細菌(虫歯菌)S. mutans による潰瘍性大腸炎増悪の検討
日暮 琢磨(横浜市立大・消化器内科)
【緒言】近年,口腔細菌と様々な全身疾患との関連が指摘されている。う蝕の主要な病原性細菌である Streptococcus mutans(以下S.mutans)も時として菌血症、 および感染性心内膜炎を引き起こす場合があることが知られている。しかしながらその他の全身疾患に及ぼす影響についてまだ不明な点が多い。 一方、我々はS. mutans菌株の中に、 標準...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎1

潰瘍性大腸炎とRFC1遺伝子多型との関連
小坂 俊仁(藤田保健衛生大坂文種報徳会病院・内科)
【目的】潰瘍性大腸炎の疾患感受性遺伝子の探索のために葉酸代謝およびDNAメチル化に関連するreduced folate carrier 1(RFC1) 遺伝子多型と潰瘍性大腸炎の臨床因子との関連について検討した。【方法】2004年7月から2011年3月までに当科および関連施設に外来通院または入院している潰瘍性大腸炎患者163例(男性91例、女性72例)を対象とした。RFC1遺伝子のA80G遺伝子多...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎1

炎症性腸疾患患者における骨代謝マーカー測定の検討
松岡 宏樹(兵庫医大・炎症性腸疾患センター)
炎症性腸疾患(IBD)では低栄養,吸収障害,活動期病変,ステロイド使用などを理由に骨塩,骨密度が減少することが知られている.今回,IBD手術患者を対象に骨密度,骨代謝マーカーを検討した.【方法】2010年9月以降のIBD待機手術患者を対象に,骨密度(腰椎DXA法で%YAM80%未満を骨密度低下とした),血清骨代謝マーカー(NTX:( I 型コラーゲン架橋N-テロペプチド,ucOC:低カルボキシル化...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎1

潰瘍性大腸炎におけるシアル酸測定意義の探索的検討
中川 太一(駿河台日本大病院・消化器肝臓内科)
【目的】シアル酸はノイラミン酸の誘導体であり糖蛋白、糖脂質の糖鎖成分の一部として生体に広く分布している。血清中では急性相反応物質と結合して存在し炎症性疾患で高値を示すことが知られている。炎症評価においてCRP、赤沈値が汎用されるが、治療後の評価においてしばしば内視鏡所見、臨床所見と血液検査データとの間に解離がみられる。今回我々は、活動期および寛解期の潰瘍性大腸炎(UC)症例に対しシアル酸を測定し、...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎1

デキストラン硫酸ナトリウム誘発大腸炎マウスにおけるInfliximab抗炎症作用の二光子レーザー顕微鏡下in vivo real-time評価法
田中 光司(三重大大学院・消化管・小児外科学)
<背景>二光子レーザー顕微鏡(two photon laser scanning microscopy: TPLSM)は、長時間の組織深部観察が可能なモダリティーであり、マウス大腸全層を600倍以上の倍率で生体内リアルタイムに観察できる。われわれは、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発大腸炎に対する治療効果を同一マウスにて繰り返しTPLSM下で観察可能な実験系を確立し、薬物反応をin vivo...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎1

免疫制御性T細胞に着目した急性期・寛解期および外科手術後潰瘍性大腸炎の免疫学的病態の検討
横山 陽子(兵庫医大・内科(下部消化管科))
背景と目的:我々は潰瘍性大腸炎(UC)の腸管炎症に対する免疫制御性T細胞(Treg; CD25High(Foxp3+)CD4+Tcell)に注目し、末梢血のTreg発現はUCの疾患活動性に逆相関し、粘膜のTreg発現は局所の腸管炎症に相関することを報告した(Kamikozuru ,et al. Clin Exp Immnol)。今回我々は大腸切除術後患者を加え、UCの経過に及ぼす末梢血Tregの制...

第53回日本消化器病学会大会潰瘍性大腸炎1