セッション

検索結果は5件です。

閉塞性黄疸を伴う高度進行肝細胞癌(HCC)の臨床的検討
藤瀬 幸(鳥取大・機能病態内科)
【目的】肝細胞癌(HCC)による胆道閉塞は,胆管浸潤や腫瘍による胆管圧排によっておこるため,しばしば減黄に難渋し,予後不良の病態とされてきた.しかし近年,内視鏡的胆道ドレナージなどの減黄術によって,HCCの治療も可能となってきた.今回我々は,当院における閉塞性黄疸を伴うHCCの治療・予後について検討した.【方法】2005年~2008年までに当院でHCCと診断され経過中に閉塞性黄疸を来たした4症例に...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍3)

当院での進行肝細胞癌に対するソラフェニブ投与における休薬,中止症例についての検討
白川 裕(兵庫県立加古川医療センター・消化器内科)
【目的】ソラフェニブは肝細胞癌における唯一の分子標的薬であるが,様々な有害事象により休薬,中止となる症例をしばしば経験する.休薬,中止例を検討することによりそれらを減らすことができれば投与期間の延長,さらには生存期間の延長につながる可能性がある.
【対象と方法】2010年3月から2013年2月までに当院で進行肝細胞癌に対しソラフェニブを投与した21症例のうち,休薬,中止症例についてその理由と...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍3)

ミリプラチン投与による肝動脈化学塞栓術の長期治療成績
福島 泰斗(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】ミリプラチンは2010年に肝動注用抗癌剤として保険収載され3年経過しているが,現在までにミリプラチンによる肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓術(TACE)の長期治療成績は十分には報告されていない.当院ではミリプラチンによるTACEを多数の症例で施行しており,現在までの長期治療成績を集計したので報告する.【対象,方法】対象は2010年1月から2012年11月に,当院にて肝細胞癌に対してミリプラチ...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍3)

シスプラチンの肝癌細胞抑制効果に関する分子機構
龍田 美和(香川大・消化器・神経内科)
【目的】シスプラチンは肝細胞癌治療において広く使用されているが,その分子機構は明らかでない.今回シスプラチンの肝癌細胞抑制機構について検討した.【方法】1.in vitroの系において各種肝癌細胞株(HLE,HLF,HuH7,Li7,Hep3B,HepG2)にシスプラチンを投与(0,1,3,10μg/ml)し,癌細胞増殖をcell proliferation assayを用いて検討した.2.シスプ...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍3)

Balloon occluded in the trans arterial embolization(B-TACE)の細径化システムの使用経験
西尾 みどり(駿河台日本大病院・消化器肝臓内科)
【目的】肝細胞癌の治療法の一つに肝動脈化学塞栓術(trancecatheter arterial chemoembolization:TACE)がある.近年バルーン付きマイクロカテーテルの登場によりB-TACEとしてその有用性が報告されるようになっている.しかし,従来5Frのガイディングカテーテルにのみ挿入可能であり,現在4Frのカテーテルで診断・治療を行っているため途中でB-TACEに変えるため...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍3)