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当施設の肝癌破裂症例の臨床的特徴
林田 まり子(駿河台日本大病院・内科)
【目的】肝癌破裂は肝細胞癌の主要な死因のひとつで,急激に発症し予後不良とされている.肝癌破裂ではウイルス性肝疾患を基礎疾患にもち,腎機能障害を併発している症例もあることから,当施設では診断に主に単純CT,造影超音波,腹腔穿刺を用い,治療の第一選択を肝動脈塞栓術としている.今回我々は当施設の肝癌破裂症例の臨床的特徴について検討を行った.【方法】対象は2002年4月から2013年3月までに肝癌破裂と診...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍5)

肝細胞癌切除例(3cm,3個以下)の肉眼分類と予後
颯田 祐介(大垣市民病院・消化器内科)
【目的】近年,肝細胞癌(HCC) の生物学的悪性度の指標として肉眼分類が注目されている.今回われわれは3cmかつ3個以下の切除例の予後に関して検討したので報告する.【方法】対象は1990年から2012年までに経験したHCC1903例で肝切除がなされた614例中,最大腫瘍径が3cm以下でかつ3個以下であった328例である.年齢は67歳(20~85),女性101例,男性227例,成因としてB型63例,...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍5)

肝細胞癌に対するミリプラチンを用いた肝動脈化学塞栓療法での組織内シスプラチン濃度の検討
宮川 昌巳(亀岡市立病院・消化器科)
【目的】進行肝癌や多発肝癌に対する肝動脈化学塞栓療法(以下 TACE)では腫瘍や癌の状態に応じて使用できる抗癌剤の総量や,個々の肝癌への集積に限界が生じる.薬剤を癌部に選択的に集積させ,非癌部への影響を軽減することが重要だが,ミリプラチンを用いたTACE後の肝組織内での薬剤濃度に関する基礎的なデータは乏しい.今回我々は,ミリプラチンを用いたTACE後に肝切除となった症例の癌部,非癌部のシスプラチン...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍5)

脈管浸潤を伴う進行肝細胞癌に対する肝動脈動注併用下放射線療法について
朝井 章(大阪医大・2内科, 大阪医大附属病院・中央検査部)
【目的】原発性肝細胞癌は,様々な集学的治療が有るにもかかわらず難治性である.特に脈管侵襲を伴うStage IVa期の肝細胞癌は,肝不全に陥ることもあるため,非常に予後が不良であるがコンセンサスを得られている治療法はない.今回我々はそのような患者に対する肝動脈動注併用下放射線療法(TAI-RT)の効果を検討した.【方法】2002年から2013までに当院消化器内科にて治療した肝細胞癌患者532名のうち...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍5)

肝癌幹細胞治療薬としてのジスルフィラムの有用性の検証
鈴木 英一郎(千葉大附属病院・消化器内科)
【目的】アルデヒド脱水素酵素阻害剤ジスルフィラム(DSF)は嫌酒薬として使用される一方,多くの癌腫において抗腫瘍効果と示唆されるが肝癌に対しては不明である.今回,肝癌幹細胞に対する同薬剤の効果を明らかにすることを目的とした.【方法】DSF処理した肝癌培養細胞Huh1及び7細胞の培養系のアッセイを行うとともに,xenograft modelにおける抗腫瘍効果を検討,さらにフローサイトメトリーを用いて...

第55回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍5)