セッション

検索結果は5件です。

C型慢性肝炎・肝硬変の病理組織から肝細胞癌発生の予知へ
松村 寛(日本大・消化器肝臓内科)
「目的」我々は1992年より肝生検を施行した症例についてprospectiveに長期予後を観察している。現状における、慢性C型肝炎・肝硬変の肝生検病理組織所見より、肝細胞癌(HCC)発生についてのrisk factorの検討を加えた。これより現状におけるHCC発生予知としての、肝組織所見のparameterとして何が重要であるのか、について検証を試みた。「対象と方法」1992年から当施設にて針肝生...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(C型肝炎)1

薬物静注によるC型慢性肝炎のHCV血清型
堀 立明(博愛病院・内科)
「目的」C型肝炎ウイルス(HCV)の感染経路として輸血、医療行為、民間療法などとともに広範囲の刺青、覚醒剤や麻薬の薬物静脈注射の回し打ちが報告されているが、一般に刺青に比べて薬物静注への関心は少ない。われわれは先に薬物静注例ではHCVの2型が多いことを報告した。今回、症例を増加して薬物静注歴のあるC型慢性肝疾患の臨床的特徴とくにHCV血清型を検討したので報告する。「方法」薬物静注の既往のあるC型慢...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(C型肝炎)1

C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療による甲状腺機能異常に関する検討
森下 祐子(くまもと森都総合病院・肝臓・消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎は、インターフェロン(IFN)を用いた抗ウイルス治療によって高率にウイルス駆除が期待されているが、その反面、甲状腺機能異常の誘因となることが知られている。治療前の甲状腺自己抗体と治療前後の甲状腺機能を観察して、甲状腺異常の発症に関与する要因とその経過を検討した。【方法】対象は平成20年1月より22年12月までにIFNを用いた抗ウイルス治療を導入し、終了後6ヶ月間の経過観察可能で...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(C型肝炎)1

C型慢性肝炎患者における全身のインスリン抵抗性は血清AFP値に関与する
河口 康典(佐賀大附属病院・肝臓・糖尿病・内分泌内科)
【目的】C型慢性肝炎(CHC)における血清AFP値は、インターフェロン治療効果や肝線維化進展度、肝細胞癌の発症と関連している。また、最近ではインスリン抵抗性(IR)もCHCの予後に関与することが示されている。そこで、CHCにおける血清AFP値とIRの関連について検討した。
【方法】検討1)対象は2004年1月から2010年3月に佐賀大学を受診したCHC患者で、肝癌がなく肝生検およびOGTTを...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(C型肝炎)1

当院における急性肝炎症例の検討 -非肝炎ウイルス性を中心に-
榮枝 弘司(近森病院・消化器内科)
【目的】急性期病院である当院での急性肝炎症例について、その原因、臨床的特徴および合併症を検討する。【対象】2000年1月から2011年12月までに急性肝炎にて入院した症例で、アルコールおよび薬物性を除いた153例(男性69例、女性84例、平均年齢38歳:16~83歳)。AIHは急性肝炎様発症のみとした。【結果】原因は、HAV 5例(男3、女2、平均58歳)、HBV 12例(男4、女8、平均29歳)...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(C型肝炎)1