セッション

検索結果は5件です。

治療効果向上を目的とした4D-US biopsy modeによるRFA治療の検討
日下部 篤宣(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
背景:肝癌のラジオ波焼灼療法(RFA)において穿刺位置は治療効果に影響する重要な因子である。通常の2D-USではスライスの厚み方向の情報が得られないため、穿刺針が腫瘍中心からずれることで焼灼不十分になることを経験する。これに対し近年、3D/4Dモードでの描出が可能なUS装置が登場した。今回、4D-USガイド下で穿刺することにより、2D-USでのRFAと比較し良好な治療効果が得られるか検討した。方法...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍2

LeVeen needleを用いたより安全なラジオ波焼灼療法―肝内圧、バブルと剥離肝細胞の関係―
川本 智章(日本医大・肝臓内科)
【目的】肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)では稀に特異な再発や散布をきたすことがある。我々はその一因として、腫瘍内圧上昇に着目してきた。RFA施行中には、エコーで点状高エコーが流出するのが観察される。その本体は肝内圧上昇に伴って発生したバブルと考えられる。そこで、血管内視鏡を用いてその観察を行うと共に、肝内圧測定を行った。またRFAに伴い肝細胞の血管への流出があり得るのか否か検討した。【方...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍2

RFAによる局所治療を行った超高齢肝癌症例の検討
柴田 啓志(徳島県立中央病院・消化器内科)
【目的】肝癌患者の高齢化に伴い高齢の肝癌症例を治療する機会が増加している。しかし、高齢者は他疾患の合併頻度が多く、RFAのような低侵襲的な治療でも術後合併症の増悪が予想されるがその十分な検討は行われていない。今回、我々は、RFAを施行した80歳以上の超高齢肝癌症例の合併症や術後経過について検討したので報告する。【対象】2009年1月より2010年12月までに、当科でRFAを施行した260例中で、8...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍2

TAE先行RFAの有用性評価
浅野 岳晴(自治医大さいたま医療センター・消化器科)
【目的】肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)において2-3cm以上の病変に対しては、微小な衛星病変も含めた治療の意味合いや、RFA焼灼範囲の拡大を期待して、血管塞栓術(TAE)を先行させている施設は多い。そこでTACEの先行は実際にRFA効果を増強させているか、ブタを用いて基礎的検討を行った。
【方法】平均体重64kgの豚メス2匹を用いた。全身麻酔管理のもとに大腿動脈からカテーテルを挿...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍2

3cm未満の肝細胞癌に対するRFA単独治療とTACE先行RFA治療の比較検討
野間 栄次郎(福岡大筑紫病院)
[目的]小型の肝細胞癌でRFA単独とTACE先行RFAの治療成績では、局所再発の頻度については差がないとする報告が多い。我々はRFA導入早期より腫瘍径が2cm以上の症例、肝表面に存在する症例、太い血管に接する症例に対して積極的にTACEを先行してきた.当科におけるRFA単独(単独群)とTACE先行RFA(先行群)の治療成績を比較検討した。[対象]2005年1月からRFA初回治療を施行した3cm未満...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍2