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検索結果は6件です。

進行性肝癌におけるsoluble IL-2 receptor(SolIL2R)の予後因子としての妥当性に関する検討
杉本 理恵(国立九州がんセンター・消化器内科)
(目的) 肝細胞癌の予後因子としてCLIPスコアがよく知られているが、これは腫瘍側因子と肝予備能とを組み合わせた指標であり、腫瘍の悪性度を十分反映したものとは言えない。これまで我々はSolIl2RがStageIV期肝癌で上昇する傾向が有る事、SolIL2R高度高値の肝癌において低分化かつリンパ管浸潤傾向が非常に強い予後不良症例がある事を報告し、肝癌が周囲リンパ球にSolIL2Rを分泌させているこ...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍3

肝細胞癌治療前後のAFP、PIVKA-II測定と治療効果判定としての意義
七島 篤志(長崎大大学院・腫瘍外科学)
【目的】2009年版肝癌診療ガイドラインでは治療前腫瘍マーカーの治療指標としての測定の推奨度はグレードC1である。諸家の報告では治療前腫瘍マーカー上昇は予後に大きく関連し治療選択適応にも提言されている。今回各種肝癌治療におけるAFPとPIVKA-II値の変動と予後の関連を解析した。【方法】614例の手術、凝固療法、TACEほか各種治療を受けた肝癌患者における治療前AFP、PIVKA-II値と236...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍3

初発肝細胞癌の腫瘍径と適切なサーベイランス期間の検討
進藤 邦明(山梨大・1内科)
【目的】近年発癌高危険群でなく医療機関を定期的に受診していないNBNC-HCCが散見され健診での画像検査が重要となっている.今回当科に入院した初発HCC患者において適切なサーベイランス間隔を検討した.【方法・対象】対象は2008年1月~2010年12月までに治療目的に入院した初発HCC患者171例.HCC発見までの画像検査によるサーベイランス期間を3ヶ月毎に群別しそれぞれの最大腫瘍径,HCC st...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍3

当科での肝細胞癌切除手術における術前画像支援技術開発と術後再発抑止を目指した周術期包括的リハビリテーションの導入
海堀 昌樹(関西医大・外科)
【目的】我々が肝癌切除手術において取り組んでいる術前画像支援および周術期包括的リハビリテーションを供覧。【方法】1) GSA肝シンチグラムとMDCTの脈管構築を加えたfusion画像を用いた術前推定残存肝機能予測を可能:造影CTより構築した脈管および肝実質3D画像とGSA SPECT画像の3D-fusion画像において切除予定線を引き、肝切除面を作成、切除予定肝と残存肝の区域別の推定残肝容積および...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍3

肝切除例に対するFluorescense navigation systemは有用か?
田中 貴之(長崎大大学院・移植・消化器外科学)
【背景と目的】術前Indocyanine green (ICG)投与によるFluorescence Navigation System (FNS)を活用した肝切除症例が報告されているが、我々は非代償性肝硬変におけるICG-FNS腫瘍局在検索では擬陽性が多いことを報告してきた。今回、我々は肝予備能が保たれている肝切除症例に焦点を絞りICG-FNSの腫瘍局在検索能について検討した。【対象と方法】201...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍3

当科における非B非C型肝細胞癌切除例の検討
落合 秀人(磐田市立総合病院・消化器外科)
【目的・対象】2004年1月から2010年12月の間に当科で切除した初発肝細胞癌70例中、HBs抗原またはHCV抗体陽性肝細胞癌(以下、BC群)は46例、それ以外(以下、N群)は24例(34.2%)であった。BC群とN群を以下の項目について比較し、N群の特徴について検討する。【比較項目】(1)年齢・性差、(2)術前の肝胆道系酵素異常の有無、(3)手術前の肝障害度、(4)腫瘍個数、(5)最大径、(6...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍3