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検索結果は6件です。

p59fynは、MCD飼料によるNASHモデルの進展過程に関与する
福西 新弥(大阪医大・2内科)
【目的】p59fyn (Fyn) は、src-familyに属するタンパクキナーゼの1つであり、Fynの欠損した(Fyn-/-)マウスでは、通常飼料の摂取によって肝内の中性脂肪濃度及び遊離脂肪酸濃度が低下していることが報告されている。一方、げっ歯類にメチオニン・コリン欠乏(MCD)飼料を摂取させると、肝内の中性脂肪濃度が上昇し、組織学的に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を呈することが報告されて...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-NASH/NAFLD1

Gold-thioglucoseと高脂肪食を用いた新しいNASHモデル動物の開発
小笠原 光成(高知大・消化器内科)
【目的】非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は今や重要な慢性肝疾患である。しかし、病態の解明や治療薬の開発については充分になされているとは言えないのが現状である。その理由の一つとして、肝組織および病態がNASH患者に類似で最適な動物モデルが存在しないことがあげられる。そこで今回我々は、新しいNASHモデルマウスの開発を行ったので報告する。 【方法】gold-thioglucose(GTG)はneur...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-NASH/NAFLD1

本態性高血圧における肝病変成立および進展における酸化ストレスの関わり~自然発症ラット(SHR)を用いた脂肪性肝炎モデルによる基礎的検討~
山本 理哉(広島大病院・総合内科・総合診療科)
【目的】高血圧症と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とは相互に独立した関連因子であることが報告されているものの、その詳細な機序は不明である。本態性高血圧がNASHの成立と進展に与える影響とそのメカニズムについて、高血圧自然発症ラット(SHR)を用いて検証した。【方法】 8週齢SHRおよび正常血圧コントロールWKYラットに対し、コリン欠乏(CD)食を5週または20週間投与し、肝脂肪化や線維化の進展...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-NASH/NAFLD1

Ezetimibeによる脂肪肝消失例の腹囲、インスリン抵抗性指数の検討
志和 忠志(富士フイルム健康管理センター・内科)
【目的】これまでに我々は、脂質異常症を合併した非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者において、Ezetimibe(EZT)がLDLコレステロールのみならずASTやALT等の肝酵素を有意に改善し、腹部超音波検査所見上脂肪肝(FL)が消失した症例が多数認められたことを報告した。今回、FL消失の要因探索のため、腹囲およびインスリン抵抗性指数(HOMA-IR)等の変化を検討した。【方法】平成19年か...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-NASH/NAFLD1

肥満・脂肪肝の栄養管理における体組成計とフリーラジカル測定器を用いた治療介入
是永 匡紹(川崎医大附属病院・肝胆膵内科)
【目的】非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の基本治療は栄養・運動療法であり、我々は、これまで体組成計・間接熱量計を用いることでNASH/NAFLD進行例を抽出できる可能性を報告した(日本消化器病学会雑誌 Vol.108.A189.2011)。一方、投薬を行わない栄養指導は脱落例も多く、治療意欲を高める工夫が重要である。今回、体組成計と栄養管理を組み合わせることの有用性を明らかにする目的で、2...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-NASH/NAFLD1

非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の肝外随伴症
濱口 真英(大阪大免疫学フロンティア研究センター)
【目的】NAFLDはメタボリックシンドローム(MetS)の肝表現型と考えられているが、NAFLDの男性の1/3、女性の1/2はMetSの診断基準を満たさず、MetSを伴わないNAFLDも心血管事故の危険因子となる。このようにNAFLDはMetSとは独立して全身に障害を伴う可能性があるが、NAFLDの肝外随伴症は十分に検討されていない。【方法】村上記念病院総合健診センターにて同意が得られ、除外規定を...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-NASH/NAFLD1