セッション

検索結果は6件です。

当院におけるピロリ菌専門外来の現況
高橋 和人(福井大附属病院・消化器内科)
【目的】平成25年2月より,慢性胃炎に対してH.pylori除菌治療の保険適用が拡大された.今回我々は,当院ピロリ菌専門外来を保険適用前に受診した慢性胃炎患者に対するH.pylori除菌治療の成績と保険適応外である三次・四次除菌治療の成績を報告する.【方法】ピロリ菌専門外来開設後受診した慢性胃炎患者のうち,H.pylori除菌治療及び除菌判定を行った168...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(H.pylori 3)

性差からみた,バングラデシュ人,ネパール人(南アジア)の腺萎縮,腸上皮化生-日本人(東アジア)との比較-
松久 威史(日本医大多摩永山病院・消化器科)
【目的】胃癌罹患率は,どの国においても女性に比し男性で高いが,地域差があるのも事実である(日本人の男性/女性:2.6,バングラデシュ人:1.3,ネパール人:1.6,GLOBOCAN 2008より換算).性差の観点よりHelicobacter pylori(H. pylori)陽性南アジア(バングラデシュ人,ネパール人)の腺萎縮,腸上皮化生を観察し,東アジア(日本人)と比...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(H.pylori 3)

プロトンポンプ阻害薬・アモキシシリン・メトロニダゾールによるヘリコバクター・ピロリの一次除菌療法は有用か?
竹田 晃(市立芦屋病院・消化器内科)
【背景】ヘリコバクターピロリ(HP)の一次除菌においてクラリスロマイシン(CAM)に耐性率の上昇に伴う除菌成功率の低下が問題となっている.一方,メトロニダゾール(MNZ)に対する耐性率は低いため除菌成功率は依然高い.そこでCAMを含む除菌(PAC)とMNZを含むそれ(PAM)による一次除菌の除菌成功率について比較検討した. 【方法】2011年1月から2012年12月まで当院で自費診療によるHP除菌...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(H.pylori 3)

慢性呼吸器疾患患者のH. pylori感染率と除菌治療成績および萎縮性胃炎の拡がりの検討
有川 俊二(有川医院)
【はじめに】現在,Helicobactor pylori(Hp)一次除菌療法としてプロトンポンプ阻害剤(PPI)+アモキシリン(AMPC)+クラリスロマイシン(CAM)の3剤(PAC)療法が広く行われているが,CAMは呼吸器系への組織移行に優れているため,呼吸器感染症に対し古くから広く処方されてきた結果,近年CAM耐性Hpの増加により一次除菌率は低下傾向にある.また,慢性閉塞性肺疾患患者では高いH...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(H.pylori 3)

当院における除菌治療の検討と今後の課題について
井上 修志(国立高知病院・消化器科)
【背景】近年,Helicobacter pylori(HP )の除菌療法は深く浸透してきた.適応疾患も徐々に追加され,HP感染胃炎に対する適応も追加され,適切な除菌治療の検討が必要となってきた.近年除菌不成功例の増加が問題となっており,原因として薬剤耐性菌の増加等が指摘されている.今回,当院における除菌治療の実態を把握し除菌治療の問題点,今後の課題について検討したので報告する.【対象】当院において...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(H.pylori 3)

1臨牀医のHelicobacter pylori除菌治療20年間の履歴
川西 昌弘(広島原爆障害対策協議会, 広島大原爆放射線医科学研究所・計量生物研究分野)
【目的】私は1993年にHelicobacter pylori(Hp)の培養法を確立し,学会の動向や多くの知見を参考に除菌治療を行ってきた.また,1998年からはE-testによる感受性試験を導入し,感染診断は培養法をgold standardとし,除菌判定は呼気試験にて2013年2月まで,約2000例の除菌確認を行った.今回,私の除菌方法の変遷と現在もっとも有効で効果...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(H.pylori 3)