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検索結果は5件です。

胃癌内視鏡治療後に適応外病変と診断された症例の転帰ならびにその長期成績
三浦 公(岡山大病院・消化器内科)
目的:早期胃癌に対する粘膜切除術は低侵襲治療として確立した治療であり,その治療適応は胃癌治療ガイドラインで設定されている.一方で追加治療の絶対適応と考えられる適応外病変についても,臨床の現場では全身状態や患者背景から必ずしも追加外科手術がなされてはいない.一括完全切除し得たが適応外病変であった症例の長期成績を検討したため報告する.方法:当院において2001年3月より2011年1月までに施行した早期...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌4)

胃癌幹細胞を標的とした腫瘍溶解性ウイルス,レオウイルスによる新規治療
久保田 英嗣(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【目的】腫瘍溶解性ウイルス,レオウイルスは癌細胞に対する優れた殺細胞効果から,新規がん治療薬として注目されている.欧米ではレオウイルスを用いた臨床試験がすでに行われ,その臨床実用化が期待されている.これまでに我々はレオウイルスによる胃癌治療の有用性を報告してきた.今回我々は化学療法に耐性を示すことが知られている癌幹細胞に対するレオウイルスの効果について検討したので報告する.【方法】胃癌細胞株AGS...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌4)

腹膜播種による腹水または水腎症を有する胃癌に対するS-1/Docetaxel療法の検討
塚田 健一郎(済生会富山病院・内科)
【背景】本邦では進行・再発胃癌の標準治療はS-1/Cisplatin(CDDP)療法である.しかし腹膜播種による高度腹水や水腎症を有する症例は,腎障害や腹水コントロールなどの点からCDDPの投与は困難である.一方,S-1/Docetaxel(DTX)療法はS-1単剤療法との第III相臨床試験において,主要評価項目である全生存期間では優位性を示せなかったものの,無増悪生存期間と奏効率は有意に良好であ...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌4)

当院における胃癌患者のHER2陽性率とTrastuzumab使用経験
小山田 裕一(松下記念病院・消化器科)
【はじめに】胃癌のHER2発現状況についてToGA試験においては,「IHC法3+」または「IHC法2+かつFISH法+」(HER2強陽性)が16.6%と判定された.また,日本人においてもJFMC44試験で同様の結果が報告されている.現在,進行・再発胃癌でHER2過剰発現が確認された場合,分子標的薬Trastuzumab(以下Tmab)の使用が推奨されている.【目的】当院における胃癌患者のHER2発...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌4)

末梢血リンパ球数の変動と胃癌化学療法の効果の関連性についての検討
諸橋 大樹(大森赤十字病院・消化器内科)
【目的】化学療法の効果と栄養状態との関連ついては一定の見解は得られていない.リンパ球数は免疫の指標であるとともに栄養状態の指標ともされ,化学療法の効果との関連も検討されている.昨年のJDDWで胃癌化学療法適応患者でリンパ球数が栄養の指標となりうること,化学療法を行った症例で治療開始前のリンパ球数,アルブミン値(Alb),コリンエラスターゼ値(CHE)と生存期間は有意な正の相関を示すこと,化学療法有...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌4)