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検索結果は6件です。

経口摂取困難なHER2陽性切除不能進行胃癌・食道胃接合部癌に対する5-FU+CDDP+Trastuzumab療法の検討
小川 浩平(厚生連高岡病院・消化器内科)
【目的】ToGA試験の結果より,HER2陽性胃癌(切除不能な進行再発の胃癌・食道胃接合部癌)に対してはTrastuzumab(Tmab)を含む化学療法が標準治療とされ,現時点で推奨されるレジメンはcapecitabine(X)または5-FU(F)+CDDP(XPまたはFP)+Tmab療法である.今回,経口摂取が困難なHER2陽性胃癌に対するFP+Tmab療法につき検討した.【方法】2011年3月か...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌5)

高齢者の切除不能進行胃癌に対する治療成績
山口 典高(市立伊丹病院・消化器内科)
【背景】高齢化社会の進行に伴い高齢者に対する癌治療の必要性が増しているが,胃癌における中期・後期高齢者に対する化学療法のエビデンスは乏しい.今回,中期高齢者や後期高齢者の切除不能進行胃癌に対する治療成績を明らかにする.【対象と方法】2007年8月から2012年12月まで胃癌と診断され当院に入院した468例のうち,切除不能・再発進行胃癌と診断され130例を64以下の非高齢群(A群),65歳~74歳の...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌5)

進行・再発胃癌に対する外来カペシタビン+シスプラチン(XP)療法の検討
木村 豊(市立堺病院・外科)
ToGA試験,AVAGAST試験における日本人の解析結果から,カペシタビン(X)+CDDP(P)(+トラスツマブ(T))療法も有用なレジメンであることが報告されたが,標準治療のS-1+CDDP(SP)療法と比較するとデータに乏しい.一方,当院では標準治療であるSP(P:60mg/m2)short hydrationで安全に外来治療を行っている.今回,P:80mg/m...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌5)

切除不能進行胃癌に対するドセタキセル+シスプラチン+カペシタビン(DCX)療法
前田 修(名古屋大大学院・消化器疾患先端研究)
【目的】切除不能進行胃癌に対してフッ化ピリミジン系薬剤と白金製剤にタキサン系を加えた3剤併用療法の有効性が報告されている一方,血液毒性をはじめとして副作用が問題となる.われわれはドセタキセル+シスプラチン+カペシタビン(DCX)療法の効果と安全性を検討した.【方法】海外からの報告を参考に独自に用量を設定した臨床試験を行った(UMIN000006009).カペシタビンは添付文書どおり2000mg/m...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌5)

HER2陽性胃癌の診断における生検検体の有用性について
吉村 大輔(済生会福岡総合病院・消化器内科)
【背景と目的】ToGA studyをもとに承認された,手術不能進行・再発胃癌に対するtrastuzumab併用化学療法は病理組織学的なHER2の強発現(免疫染色3+,または免疫染色2+かつFISH法での増幅陽性)をその条件とする.病理組織が内視鏡生検のみとなる症例も多く,化学療法を担当しない消化器内科医もHER2陽性胃癌の形態病理と診断について精通する必要がある.
【方法】2011年5月から...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌5)

積極的な集学的治療により長期生存を得た異時性重複癌を伴うStageIV胃癌の4例
町支 秀樹(桑名東医療センター・外科)
近年,経口抗癌剤S-1を中心とする新規抗癌剤による化学療法の進歩により進行・再発胃癌においても治療成績が向上してきている.今回,積極的な集学的治療により長期生存を得た異時性重複癌を伴うStageIV胃癌の4例を経験したので報告する.【症例1】62才男性.体中部前壁の3型胃癌 にて胃全摘術を施行.por,T4a, N2,H0,M1PER,StageIV.S-1(80mg/日)を4週2休で開始.術後3...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(胃癌5)