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腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の安全性と効果
太田 正之(大分大・消化器外科)
【はじめに】わが国では2000年から腹腔鏡下肥満外科手術が開始され,2011年末までに568例が施行された.その主な術式は腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(LSG)であり,568例中230例(40%)を占め,2011年度には80例以上が施行された.当科では2006年からLSGを開始し,2010年1月には先進医療として承認されている.今回,当科で施行したLSGの成績を検討したので報告する.【方法】2006...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(良性2)

消化管粘膜下腫瘍に対する直視下粘膜切開生検とEUS-FNAの病理検体定量化も含めた検討
中村 健二(聖路加国際病院・消化器内科)
【目的】消化管粘膜下腫瘍(SMT)において画像診断のみでは通常確定診断を得ることはできない.確定診断にはEUS-FNAによる病理学的診断法がガイドラインで示されている.一方で,消化管SMTに対し直視下粘膜切開生検による病理学的診断法の有用性が報告されている.今回,当院で施行した直視下粘膜切開生検とEUS-FNAの患者,処置背景および病理検体を定量化し比較検討した.【方法】2010年2月~2013年...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(良性2)

胃酸分泌を識別する血清ペプシノーゲン値のcutoffに関する検討
飯島 克則(東北大・消化器内科)
我々は,血清ペプシノーゲン(PG)値は胃酸分泌能と相関することを報告した(JG 2005, 2009).また,我々は,endoscopic gastrin test (EGT)の結果から,H. pylori (HP)陰性健常日本人の胃酸分泌は3.6±1.5 mEq/10minであり(AJG 1998),低酸分泌のcutoffをmean-1S.D=2.1,高酸分泌のcutoffをmean+1S.D....

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(良性2)

除菌前後における胃液pHとペプシノゲンの変化
魚谷 貴洋(浜松医大・1内科)
【目的】本邦では,胃癌リスク評価法としてABC検診が広く活用されてきた.ABC検診においてヘリコバクター・ピロリ (H.pylori:HP) 抗体測定とともにその一翼を担う血清ペプシノゲン (pepsinogen:PG) 測定は,PG1とPG2の値により萎縮の程度を予測できる.一方,胃粘膜の萎縮が高度になると壁細胞が減少するため,胃酸分泌も低下する.これら胃粘膜萎縮,PGの変化,胃酸分泌の低下はH...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(良性2)

特発性潰瘍の頻度調査:多施設共同・前向き研究
菅野 武(東北大大学院・消化器病態学)
【背景】以前よりH.pyroli感染と非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAID)は消化性潰瘍のリスクとして認識されていた.しかし近年はH.pyroli感染率の低下や除菌治療に関連して,H.pyroli陰性の消化性潰瘍患者が問題となってきている.従来,日本ではこの2大要因が消化性潰瘍の大部分を占め,両者が陰性で原因が特定できない潰瘍すなわち特発性潰瘍は数%のみとされてきた.しかし,アメリカでは特発性潰瘍...

第55回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(良性2)