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検索結果は5件です。

モチリン・グレリンファミリー研究のためのモデル動物スンクス(Suncus murinus)の有用性
宮野 佑樹(埼玉大大学院・理工学研究科)
消化管ホルモンであるモチリンとグレリンはファミリーを形成し、相互補完的な生理作用を有することが示唆されているが、ラット、マウス等の小型実験動物にはモチリンが存在せず、モチリン・グレリン研究発展の妨げとなってきた。我々は両ホルモンを産生する小型哺乳動物の探索を行い、スンクス(Suncus murinus)に着目した。まず、スンクスモチリン、グレリン遺伝子のクローニング及び、アミノ酸配列...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎1

Motilin and ghrelin stimulate gastric contraction in a specific physiological condition in vivo in the Suncus murinus (house musk shrew), a motilin- and ghrelin-producing laboratory animal
A. Mondal(Graduate School of Science and Engineering, Saitama University)
It has been reported that motilin and ghrelin induce phase III-like contraction of the migrating motor complex (MMC). However, the detailed mechanisms by which motilin and ghrelin induce contraction o...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎1

動物における新規カリウム拮抗型アシッドブロッカーTAK-438の酸分泌抑制作用
松川 純(武田薬品工業(株)・創薬研究所)
【目的】PPIは酸関連疾患の治療に広く使用されている薬剤であるが、夜間酸逆流の抑制効果が不十分、最大薬効を示すまでに数日を要する、CYP2C19代謝に基づく効果のばらつき、などの問題点がある。我々はそれら問題点を克服しうる新規・カリウム拮抗型アシッドブロッカーTAK-438の創出に成功した。今回、ラット及び犬を用いて、現在臨床で用いられているランソプラゾール(LPZ)との薬効比較試験を行った。同時...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎1

健康成人を対象としたプロトンポンプインヒビターの胃内pHに及ぼす影響
舟木 康(愛知医大病院・消化器内科, 愛知医大・中央臨床検査部)
【目的】プロトンインヒビター(PPI)は優れた胃酸分泌抑制効果により消化性潰瘍、逆流性食道炎の治療の第一選択とされている。しかし、臨床使用が可能な各種PPIで、酸分泌抑制効果の相違については一定の見解がない。そこで、オメプラゾール(OPZ)とランソプラゾール(LPZ)の2剤について、一般臨床に即し1日1回、朝食後投与での胃酸分泌抑制効果の違いにつき胃内pHモニタリングにて比較検討を行った。【対象・...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎1

六君子湯による胃潰瘍治癒促進作用に関する検討
堀江 隆介(京都府立医大・消化器内科)
【背景】六君子湯は胃排出促進作用を有し、本邦において胃食道逆流症に汎用されている代表的な漢方薬である。また、基礎的検討により六君子湯は胃運動機能改善効果だけではなく、胃びらんを改善する胃粘膜傷害抑制効果も報告されている。しかしながら、六君子湯による胃粘膜傷害抑制機序の詳細は明らかではない。本検討ではマウス胃潰瘍モデルを用いて六君子湯の胃潰瘍治癒促進効果を検討し、さらに、六君子湯が抗酸化作用を有する...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎1