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検索結果は7件です。

IgG4関連硬化性胆管炎の診断における好酸球性胆管炎の鑑別の重要性
垣内 伸之(大津赤十字病院・消化器科)
【目的】IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)はIgG4関連疾患(IgG4-RD)の胆管病変である.一方,好酸球性胆管炎(eosinophilic cholangitis:EC)は胆道系への好酸球浸潤を特徴とするアレルギー疾患である.アレルギー疾患に高IgG4血症がみられることが知られており両者の鑑別は重要である.IgG4-SCとECの鑑別における特徴を明らかにすることを目的とした.
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第55回日本消化器病学会大会胆道(診断2)

当院におけるIgG4関連硬化性胆管炎の臨床像の検討
竹山 友章(豊橋市民病院・消化器内科)
【背景】IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)臨床診断基準2012が発表されその実態は明らかになりつつあるが,未だに胆道悪性疾患との鑑別に苦慮する症例も経験される.治療面ではステロイドの有用性は明らかであるものの,維持療法や治療期間など明確なコンセンサスはない.【目的】当院におけるIgG4-SCの臨床的特徴を明らかとし,その診断,治療を評価すること.【方法】当科において臨床診断基準2012を満...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断2)

肝門部IgG4関連硬化性胆管炎の診断,治療の現状と問題点
小泉 理美(がん・感染症センター都立駒込病院・消化器内科)
【目的】IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)のほとんどが下部胆管に起こるが,肝門部胆管に生じると,原発性硬化性胆管炎(PSC)や肝門部胆管癌(CC)との鑑別が問題となる. 肝門部に狭窄を呈するIgG4-SCの診断の現状と問題点を検討した.【方法】肝門部胆管狭窄を伴うIgG4-SC 7例を対象に,臨床・血液・画像・病理組織所見をPSC4例とCC42例と比較検討した.【結果】IgG4-SCの発症...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断2)

血中IgG4値によるIgG4関連硬化性胆管炎と他胆道疾患の鑑別
河瀬 智哉(川崎医大附属病院・肝胆膵内科)
【目的】IgG4関連硬化性胆管炎は,下部胆管狭窄例では下部胆管癌との鑑別が,肝門部から肝内胆管狭窄例では原発性硬化性胆管炎や肝門部胆管癌との鑑別が問題となる.胆管からの十分量の生検組織採取は困難なことから,今回我々は血清IgG4値によるIgG4関連硬化性胆管炎と他の胆道疾患との鑑別診断について検討した.【方法】2007年~2012年までの期間で,膵癌をのぞく胆道狭窄を示した93症例のうち血清IgG...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断2)

IgG関連性硬化性胆管炎の臨床病理学的検討 -手術症例と非手術症例の比較-
小林 慎二郎(聖マリアンナ医大・消化器・一般外科)
【緒言】IgG関連性硬化性胆管炎は近年診断基準の確立によって診断能が向上しているが,癌と鑑別がつかず手術となる症例が今だに存在する.今回われわれは,胆管狭窄に対する診断の向上を目的として当院の症例についてretrospectiveに臨床病理学的検討を行った.【対象と方法】2005年から2012年の間に当院で経験したIgG関連性硬化性胆管炎16例を対象とした.癌を否定できずに手術に至った7例を手術群...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断2)

中下部胆管癌に対する術前進達度画像診断における検討
宮田 英樹(愛媛県立中央病院・消化器内科)
【背景】中下部胆道癌の術前診断には,多数のmodalityにて用いられてきた.今回われわれは,胆道癌の最適な術前診断を明確にすることを目的に,これまでに経験した胆道癌を検討した.【対象と方法】2006年1月から2012年12月までの間に当院および前院で経験した中下部胆管癌手術症例55症例を対象とした.組織型は,乳頭腺癌11例,管状腺癌39例,未分化癌4例,粘液癌1例であった.検討項目は,垂直方向進...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断2)

腹部腫瘍の診断におけるDWIBSの有用性の検討
富澤 稔(国立下志津病院・消化器内科)
【目的】Diffusion-weighted whole body imaging with background body signal suppression (DWIBS)は拡散強調像を基本として背景の信号を抑制した撮像法で,FDG-PETに類似した画像が得られる.PETと異なりDWIBSは検査時間が短く被爆しない点が利点である.今回我々は食道,胃初め腹部臓器の悪性腫瘍の診断におけるDWIB...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断2)