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検索結果は7件です。

進行膵癌患者に対するONSとしての経口経腸栄養剤の検討
石原 武(千葉大大学院・腫瘍内科学)
【目的】進行膵癌患者では併存する消化管狭窄、腹膜播種などにより栄養不良をきたしやすい。特に化学療法中の栄養状態の悪化は、PSの低下をきたし、原疾患の進行に少なからず影響を与え、化学療法継続を困難とする一因となりうる。近年、化学療法時の栄養管理で、食事に補助的に経腸栄養剤を併用するONS(Oral nutritional supplements)の有用性が報告されている。今回、進行膵癌患者におけるO...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(その他)

体外式超音波検査による膵尾部描出の限界および影響を与える要因の検討
鷲見 肇(名古屋大大学院・消化器内科学)
[目的]体外式超音波検査(US)による膵の観察において、膵尾部描出は腸管ガス等の影響により制限を生じる。空間位置情報を表示する機能(GPS機能)、CT画像を同期させる機能(CT-fusion機能)を搭載した超音波診断装置を用い膵尾部観察の限界と描出に関与する要因を検討した。[方法]2010年3月より2012年3月までにLOGIQ E9(GE社製)のGPS、CT-fusion機能を用いUSを実施した...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(その他)

当院での早期慢性膵炎症例における臨床的特徴と治療効果の検討
稲富 理(滋賀医大・消化器内科)
【目的】慢性膵炎臨床診断基準2009にて早期慢性膵炎の概念が取り入れられて以来、従来に比較してより早期の膵障害の拾い上げが可能となったが、早期慢性膵炎の臨床的意義については依然症例の積み重ねが必要である。今回我々は当院で診断された早期慢性膵炎および疑い症例の臨床経過と治療効果について検討した。
【方法】対象は当院にて診断治療を行った早期慢性膵炎11症例および疑い6例の計17症例(平均年齢61...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(その他)

DPP-4阻害剤による血清膵アミラーゼ・リパーゼ上昇についての検討
徳山 宏丈(国立千葉医療センター・糖尿病代謝内科)
【目的】DPP-4阻害剤(DPP-4i)は近年糖尿病治療薬として広く用いられているが、一部で膵炎発症や膵癌のリスクについて懸念されている。そこでDPP-4i による2型糖尿病患者の膵臓への影響を検討するために、血中膵逸脱酵素の変化について研究を行った。【方法】DPP-4iの単独または追加投与を行った2型糖尿病患者24例(シタグリプチン50mg/日・12例、アログリプチン25mg/日・12例)を対象...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(その他)

成分栄養剤エレンタール投与による慢性膵炎患者33例の腹部疼痛軽減及び栄養改善効果の検討
今西 清(東大阪山路病院・内科)
慢性膵炎は、腹痛・嘔気・嘔吐などの症状と消化不良性下痢など外分泌機能不全による症候を伴い、再燃・軽快を繰り返して不可逆的な経過をたどることが多い。慢性膵炎患者は、腹痛・食思不振や下痢のため、経口での十分な栄養摂取ができず、栄養状態も良好ではないことが多い。根本的治療法はなく、食生活指導と消化酵素剤、胃酸分泌抑制剤の投与などが中心となる。2010年末までに、通常の治療にては症状の解消していない慢性膵...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(その他)

膵動静脈奇形に対する新たな治療戦略
坂田 直昭(東北大・肝胆膵外科)
膵動静脈奇形(AVM)は異常血管に起因する出血や膵炎による腹痛発作を繰り返す稀な疾患である。出血や炎症が強くコントロールできない場合には、異常血管の認められる膵臓領域の切除が選択される。膵全体に病変が及んでいる場合、あるいは病変が多発している場合には膵全摘術を選択せざるを得ないことも多い。自家膵島移植は良性の膵疾患でありながら膵全摘術を行った患者に対し、自己の膵島を体内に戻すことにより、不安定な膵...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(その他)

糖尿病患者における糖尿病治療方法と膵癌発症リスク
佐藤 江里(弘前大大学院・内分泌代謝内科学)
【目的】糖尿病は膵癌のリスクファクターとして知られており、危険率は1.8~2.1倍と報告されている。これまで我々は、膵癌を発症した糖尿病患者の自験例について検討しており、癌の家族歴、喫煙歴が糖尿病患者における膵癌の予測因子であること、膵癌診断までの1年間で体重減少および血糖コントロールの悪化がみられることを報告してきた。糖尿病患者における膵癌発症には、肥満、インスリン抵抗性、高インスリン血症などが...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(その他)